インタビュー

安定した同時接続でタイムラグなく授業を進行できる。多くの教育機関に選ばれるアクセスポイントの特徴とは | NetAttest20周年特別企画

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文部科学省が推進するGIGAスクール構想により、多くの教育機関では、児童・生徒1人ひとりにパソコンやタブレット端末が配備され、それらを用いた授業が行われつつあります。そんな中、求められているのが、いかに快適でかつ安全な授業を提供できる環境を構築できるかどうか、ということです。

そんな中、コンシューマー向けの無線ルーターをはじめ、各種通信機器で国内シェアNo.1を誇る株式会社バッファローでは、「安定した同時接続」をキーワードに、多くの教育機関でも導入されている法人向けアクセスポイントを提供しています。

今回は、同社が提供する法人向けアクセスポイントの特長や、教育機関で求められるネットワーク環境がどういったものなのかについて、ご紹介します。

コンシューマー向け製品で培った「使いやすさ」が特長。バッファローが提供する法人向けアクセスポイントとは

コンシューマー向けの無線ルーターで有名な株式会社バッファロー。その社名から、どことなく海外メーカーであるという印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、実は本社を名古屋市に構える日本メーカーであり、さらに法人向け製品にも注力されています。

そんな同社の法人製品は、ユーザビリティの高さが特長です。コンシューマー向け製品で培った「使いやすさ」、さらに充実したサポート体制、お求めやすい価格帯などが多くの企業や教育機関から選ばれる理由となっています。

またネットワーク製品も無線製品だけでなく、有線製品も提供しており、様々な企業で広く活用されています。

そして特にいま人気を集めているのが、同社が提供する法人向けアクセスポイント『WAPM-AX8R』です。同製品の一番の特長は、多台数接続に強いアクセスポイントであるという点です。具体的には、1台のアクセスポイントで512台のタブレットが同時接続可能(理論値)であり、大規模ユーザーでの使用が想定される教育機関や病院、企業に導入されています。

またネットワーク管理はオンプレミスで管理できる『WLS-ADT/LW』があり、最大3,000台のアクセスポイントを一括管理。クラウド管理でも『キキNavi/キキNaviクラウドゼロタッチ』を用意。ユーザーの運用ポリシーに合わせて選択できます。

パスワードの変更/ファームの更新など1台1台設定変更を行う必要はなく、一括での設定変更が可能です。その他、障害発生時には、リモート環境からの障害原因の特定・対応が可能です。そのため、運用管理者がわざわざ現場に赴き対応するといった手間がかからず、管理工数の大幅な削減も実現できます。

「全生徒がタイムラグなく、同じ画面を見ることができる状態が理想」同社製品が多くの教育機関に導入されている理由

全国の児童・生徒1人につき、1台のコンピューターと高速ネットワークを整備するという、GIGAスクール構想の推進に伴い、多台数接続が可能な法人向けアクセスポイント『WAPM-AX8R』は多くの教育機関で導入されています。

では、なぜ同製品が多くの教育機関に選ばれているのでしょうか。その理由は、DFS障害回避機能による通信の安定性にあります。

一般的な5GHz帯対応商品では気象・航空レーダー波を検知した際に「DFS(Dynamic Frequency Selection)」によって約60秒、通信が切断されてしまいます。しかし、同製品では無線LAN停止を回避するため、レーダー監視専用アンテナを搭載。干渉しないチャンネルを常に監視・把握し、レーダー波を検知した際も、瞬時に干渉しないチャンネルへと自動的に切り替えを行います。

さらに無線カメラなど、Wi-Fi製品以外の機器から発する干渉波も自動で回避し、干渉しないチャンネルへ変更する機能も搭載されています。

そして動画教材を用いた授業も増える中、通信にバラつきが生じてしまっては、ユーザーによって「再生されない」「途中で動画が止まる」「動画を見終わる時間が違う」といったことが起きてしまいかねません。

そこで同製品には公平通信制御機能が搭載されています。この機能により、複数の端末が同時に通信してもバラつきが発生せず平等に通信を行うことができるため、スムーズな授業展開を可能にします。

同製品の特長について、バッファロー コーポレート営業部 宇津木聡氏はこう語ります。

“やはり教育機関でのネットワーク環境というのは、安定した同時接続というのがキーワードになってくるため、タイムラグなく、全生徒が同じ画面を見ることができる状態が理想です。

従来製品であれば、アクセスポイントが複数台設置されていても、空いているチャンネルを無駄にしているケースは多くありました。しかし、『WAPM-AX8R』では空いているチャンネルに自動ですぐに切り替えを行うため、たくさんのチャンネルを有効活用することができ、通信の遮断時間を短くできることが特長です。”

安心・安全で快適なネットワーク環境を構築するために

パソコンやタブレット端末を用いた快適でスムーズな授業の実現のためには、高品質なネットワーク環境の構築だけでなく、安心・安全なセキュリティの構築も求められます。また、生徒が誤って教職員の機密情報にアクセスしてしまうことがないよう、適切な認証によるアクセスの許可や制限をいかに行うかが重要です。

そこで文部科学省が発表するGIGAスクール構想のガイドラインにおいても、認証サーバーの構築が定められており、多くの教育機関でバッファローの無線製品と一緒に導入いただいているのが、ソリトンシステムズが提供するネットワーク認証に必要な機能をオールインワンで備えた『NetAttest EPS』です。

バッファローとソリトンシステムズでは、それぞれが提供するアクセスポイントと認証サーバーの製品テストを双方で実施して動作に問題がないことを確認するなど、協業してお客様に安心・安全で快適なネットワーク環境をご提供できるよう努めています。

そうした協業関係にあるソリトンシステムズの『NetAttest EPS』について、バッファロー の宇津木氏はこう語ります。

“ 『NetAttest EPS』はバッファローの製品と同様、日本語の管理画面であるため、ユーザーにとっては導入しやすく、運用管理性が高い製品です。

さらに故障のしづらさ、また長年の実績による信頼感もあるため、実際の製品納入を担当するパートナー企業、そして導入いただく企業や教育機関にとって安心いただけるソリューションです。

これからもソリトンシステムズと一緒に、多様化する様々なニーズに応えられるよう、より安心・安全で快適なネットワークの構築の提案を進めていければと思います 。”

謝辞

株式会社バッファロー様、インタビューにご対応いただき誠にありがとうございました。

バッファロー様といえば、世の中では家庭で使われる無線ルーターをイメージされる方も多いでしょう。しかし、今回お話いただいた教育分野に加え、オフィスや店舗はもちろんのこと、工場、病院などといった法人向けの事業でも幅広くプロダクトが利用されています。

おかげさまで20周年を迎えたNetAttestシリーズ。ネットワーク環境を構築するソリューションの一つとして、今後も幅広い分野の皆様にご満足いただけるソリューションを目指していきます。

また、ソリトンシステムズでは、バッファロー社製の無線製品にも対応したネットワーク認証ソリューションとして、クラウドサービス利用時の認証強化とシングルサインオンによる利便性を両立するクラウドサービス『Soliton OneGate』も提供しております。

『Soliton OneGate』によって、パスワードレスでクラウドサービスを利用することが可能になるため、ネットワークへのアクセス制御だけでなく、より利便性の高いネットワーク環境の構築が可能になります。

これからもバッファロー様とともに、よりよいネットワーク環境づくりに邁進していきます。

取材日:2022年10月12日
株式会社ソリトンシステムズ

記事を書いた人

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム