インタビュー

Wi-Fiだけでない、様々な企業ニーズに応えるネットワークソリューション『Aruba』とは | NetAttest20周年特別企画

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PCだけでなくスマホやタブレット端末など、企業のネットワークに接続するデバイスが増える中、昨今はIoTデバイスの導入も進み様々な機器とのネットワーク接続をどう管理・運用するかに悩まれる企業も多いでしょう。
また、リモートワークが普及し、社外から社内ネットワークへのアクセスをどうするかなど、いかにセキュアなネットワークを構築するかということも企業が抱える大きな課題のひとつです。

そうした様々な課題に対して、柔軟な対応が可能なネットワークソリューション『Aruba』を提供する日本ヒューレット・パッカード合同会社。今回は同社 Aruba事業統括本部 安藤博昭氏にお話を伺い、同社が提供する『Aruba』がどういったソリューションなのかについてご紹介します。

ハイブリッドワークにも対応。様々なニーズに柔軟に対応可能なネットワークソリューション『Aruba』とは

働く場所や働き方の多様化、またスマートファクトリー化など様々な時代の変化によって、昨今のネットワークの末端には多種多様な機器が接続されています。

そうした状況に対して、ネットワークエッジに適切で安全なサービスが提供できるネットワーク基盤をコンセプトに、ネットワーク機器やソフトウェア、サービスを開発・提供している日本ヒューレット・パッカード。その日本ヒューレット・パッカードが提供する『Aruba』は、2021年 Gartner® Magic Quadrant™ for Enterprise Wired and Wireless LAN Infrastructure において16年連続でリーダーの1社と評価されるなど、高い評価を得ているネットワークソリューションです。

Arubaの特徴のひとつとして挙げられるのが、『Aruba』のネットワーク基盤であるESP(エッジ・サービス・プラットフォーム)です。『Aruba ESP』では、企業の事業フェーズに応じて様々な選択が可能となっており、たとえばクラウドファーストでありながらも、クラウドで提供しているものをオンプレミスでも提供できる製品も用意。

また、クラウド管理では多拠点へのネットワークの展開・運用を容易に行うことが可能です。さらにAIによって接続機器情報や通信状況を分析し、適切なネットワーク機器の配備、構成変更もサポート。

そうした『Aruba』の特徴について、Aruba事業統括本部 安藤氏はこう語ります。

"『Aruba』であれば多拠点のネットワーク管理もクラウド上で行えるため、小規模な企業から大規模なエンタープライズまで、様々な企業に導入いただけるソリューションです。

そしてリモートワークが普及する中、その選択肢を残しつつも、オフィスも活用するというハイブリッドワークを行っている企業も多いでしょう。働く場所や働き方も多様化し、企業のネットワークが複雑化する中、『Aruba』ではネットワークをリモート・ワーカーにも拡大し、ハイブリッドワーク環境であっても適切で安全なネットワークを実現します"

GPS搭載。BluetoothやUSBにも対応するArubaアクセスポイントなら様々なIoTデバイスとの通信が可能に

『Aruba』はオフィス環境だけでなく、工場や病院、ホテルなどのネットワーク環境の構築も支援してきました。

たとえばスマートファクトリー化が進む工場では、開発者や研究者がオフィスなどからリモートで工場のネットワークにアクセスしたいというニーズに対し、『Aruba』であればセキュリティ設計も含め、オフィスと工場のネットワークを一元管理することが可能です。

また、『Aruba』のアクセスポイントは、Wi-Fiだけでなく、IoT機器で主流となっているBluetoothにも標準対応しており、さらにUSBコネクタも装備しているため、様々な機器との通信が可能。

そして、人感センサーやCO2濃度計測端末などといった端末とも、個別にIoTゲートウェイ装置を用意することなく、接続することができます。

一方、位置情報をマーケティングに活用したいといった小売店のニーズや、工場や倉庫内での人の流れをヒートマップとして記録し機材配置の最適化や作業フローの改善に役立てたいという製造業のニーズが存在します。

しかし、従来のWi-Fiによる位置情報把握では正確性が課題でした。

そこで、すべてのAruba Wi-Fi 6EアクセスポイントにはGPSを搭載。より精度の高い位置情報の把握が可能となり、位置情報を活用したマーケティングや業務改善に役立てることができます。

ArubaとNetAttest EPSの組み合わせで、より安心・安全でかつ利便性の高いネットワーク環境を構築

工場のスマートファクトリー化はもちろん、在宅とオフィスのハイブリッドワーク、またPCだけではない多様化する端末。さらに昨今のネットワーク環境では利便性はもちろん、ネットワーク接続の安全性をいかに担保するかも非常に重要な課題です。

ゼロトラスト・セキュリティ搭載の『Aruba ESP』では、すべてのユーザー、デバイス、ネットワークセグメントを本質的に安全ではなく、悪意のある可能性があるものとして捉え、ポリシーベースの自動化や高度な脅威インテリジェンス、AI ベースのプロファイリングなどにより、セキュアなネットワークを提供しています。

同社の『Aruba』は、高いセキュリティを簡便に実現するために、ソリトンシステムズが提供するネットワーク認証アプライアンス『NetAttest EPS』と共に導入されるケースも多いという。

『Aruba』と『NetAttest EPS』を連携させる背景について、Aruba事業統括本部 安藤氏はこう語ります。

“悪いユーザー、悪い端末はネットワークに入ってはいけないというのが原則であるものの、昨今はIoTの普及に伴い、人間が操作する要素のないモノがネットワークに繋がり、勝手に悪さをしてしまうということも起こりえます。
そのため、ネットワークに繋がっている端末をしっかりと認識して、管理・運用することが重要で、そのためには認証が必須です。
そこで『Aruba』と『NetAttest EPS』を組み合わせることで、ネットワークにアクセスして良いものを限定するということを、より細かくダイナミックに実現することができるようになります。

これまでも、そして今後もネットワークのあり方は変化し続けていく中、『NetAttest EPS』は常に変化をし続けてきたソリューション。これからの進化にも期待しています”

謝辞

日本ヒューレット・パッカード合同会社様、インタビューにご協力いただき誠にありがとうございました。

「常に稼働していて当たり前」でありながら、一方でセキュリティを担保しつつ、利便性も求められる企業の多様化するネットワーク環境。

おかげさまで20周年を迎えたNetAttestシリーズですが、今後も時代の変化、オフィス環境の変化に合わせたソリューションを目指していきます。

取材日:2022年11月2日
株式会社ソリトンシステムズ 

記事を書いた人

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム