【EPS技術記事】「 Android 13 」で無線LANに接続する方法 ~ 電子証明書による認証(EAP-TLS)編 ~

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この記事ではNetAttest EPSで発行した証明書ファイルをAndroid端末にインポートし、Wi-Fiに接続するまでの手順をご紹介します。


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1. 構成

本記事では、下記の環境での利用を想定しています。

Androidのバージョン:Android 13
無線APのSSID:Soliton_wireless

2. Android端末への証明書インポート

NetAttest EPSで発行したPKCS#12ファイルとCA証明書をAndroid端末へインポートします。
今回はPKCS#12ファイルにCA証明書を含めないで、
クライアント証明書とCA証明書を別々でインポートする手順をご紹介します。
※PKCS#12ファイルにCA証明書を含めた場合、
Wi-Fiの各種設定を行う際、クライアント証明書とCA証明書が同じファイル名として表示されます。

1. 証明書ファイルの用意

NetAttest EPSで発行したPKCS#12ファイルとCA証明書を何らかの方法でユーザーへ送付します。

2. 証明書ファイルのインポート

  1. CA証明書のインポート
    [設定] - [セキュリティとプライバシー] - [セキュリティの詳細設定] - [暗号化と認証情報] - [証明書のインストール] - [Wi-Fi 証明書] よりダウンロードしたCA証明書をインポートします。ダウンロードした証明書ファイルを分かりやすい名前に変更し「OK」をクリックします。
    以上で、CA証明書のインポートは完了です。
  2. クライアント証明書のインポート
    [設定] - [セキュリティとプライバシー] - [セキュリティの詳細設定] - [暗号化と認証情報] - [証明書のインストール] - [Wi-Fi 証明書] よりダウンロードしたクライアント証明書をインポートします。証明書の秘密鍵のパスワードを入力して「OK」をタップします。
    証明書名がデフォルトで証明書の拇印になっているため、分かりやすい名前に変更します。
    「Wi-Fi証明書をインストールしました」と表示されれば、Android端末へクライアント証明書のインポートは完了です。

3. Wi-Fi設定

[設定] - [ネットワークとインターネット] - [インターネット] を開き、
接続させたいSSIDをタップし、各種設定を行います。
今回はSSID:「Soliton_wireless」を使用します。

EAP方式TLS
CA証明書CA証明書を選択
証明書のオンライン検証検証しない
ドメインサーバー証明書のCN名の初めのラベル部分を除いた値
例:CN名が「naeps.example.com」の場合「example.com」
ユーザー証明書
クライアント証明書を選択
ID
クライアント証明書のCN値

以上で、Wi-Fi設定及び接続は完了です。

4. (参考情報)インポートした証明書の確認方法

Android端末へインポートしたクライアント証明書とCA証明書を確認する方法をご紹介します。
[設定] - [セキュリティとプライバシー] - [セキュリティの詳細設定] - [暗号化と認証情報] - [ユーザ認証情報] より確認できます。


記事を書いた人

ソリトンシステムズ・テクニカルチーム