【ネットワーク実態調査2023】無線LANの利用状況と選定のポイント

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続いて、有線LANと対をなす無線LANの利用状況と選定のポイントについても見ていきましょう。有線LANと比較しながら解説していきます。

 

無線LANは企業規模が大きいほど利用されている

無線LANの「全社的に利用」の割合は、「5,000人以上」(62.5%)、「1,000人以上5,000人未満」(57.2%)、「200人以上1,000人未満」(52.0%)、「50人以上200人未満」(46.8%)となり、企業規模が大きいほど利用されていることがわかります。無線LANも多くの企業で導入が進められていますが、有線LANに比べると利用割合が少ないという状況が読み取れます。


無線LANの利用状況









無線LANは社内ネットワークとして一般的に利用されていると考えている方も多いかもしれませんが、実は全社的に導入されていないケースも多く見られます。次に、今後の導入予定についての調査結果も併せて見てみましょう。

 

「今後1年以内での無線LAN導入計画」では、「導入・拡張を決定している」「導入・拡張に向けて検討中」「情報収集中」「今後で検討予定」の合計が、「5,000人以上」(49.7%)、「1,000人以上5,000人未満」(51.8%)、「200人以上1,000人未満」(44.5%)、「50人以上200人未満」(40.3%)となり、およそ4~5割が導入・拡張を検討、もしくは検討予定であることが明らかになりました。


今後1年以内での無線LAN導入計画










2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことでオフィスワークに回帰しつつある状況もあり、改めて企業内のネットワーク環境を整備しようとする傾向が反映されていると考えられます。理論上の最大通信速度が9.6Gbpsの「Wi-Fi6」の実用化も視野に、無線LANの導入・拡張については半数近い企業が検討している結果となりました。

 

無線LANは有線LANよりもセキュリティに対する意識が高い傾向

「無線LANで【導入・更改を検討する際に重視する点】(複数回答)」については、「セキュリティが高く、安全に利用できる」(66.4%)が最も高い結果となりました。次いで「通信速度が速く、快適に利用できる」(62.0%)、「通信品質が一定で、安定して利用できる」(60.6%)となっています。


無線LANで【導入・更改を検討する際に重視する点】【重視するもの(全て)】


また、同様の質問に対する単一回答においても「セキュリティが高く、安全に利用できる」(32.8%)、「通信品質が一定で、安定して利用できる」(18.4%)、「通信速度が速く、快適に利用できる」(17.4%)という結果となりました。


無線LANで【導入・更改を検討する際に重視する点】【最も重視するもの(1つ)】


有線LANと比べると、無線LANはより「セキュリティ」が重視されている点が特徴です。その理由としては「無線LANは便利だが危険なもの」という前提があると考えられます。有線LANでは物理的に接続しなければ社内ネットワークへの接続は行えませんが、無線LANは接続状況が見えにくくアクセスを管理することが困難です。そのため、シャドーITや不正アクセスに対して、有線LAN以上に気をつける必要がある、と考える情報システム部門が多いといえます。

 

無線LANでも「ID/パスワード認証」が占める割合が最も多い

「無線LANへのアクセス時に採用している【認証方式】」についても確認しており、有線LANと同じく「ID/パスワード認証」(35.3%)が最も多い結果となりました。次いで「電子証明書による認証」(21.6%)、「MACアドレス認証」(14.2%)となっていますが、「PSK(事前共有鍵)」(14.1%)と続いている点は無線LANの特徴といえるでしょう。


無線LANへのアクセス時に採用している【認証方式】


PSKは共通のパスフレーズを用いる認証であり、主に家庭や小規模オフィスでの使用が適している認証方式です。企業規模が大きい場合には、共通のパスフレーズを保存したデバイスを紛失した場合などに不正アクセスされる可能性があることに加え、内部不正に対してもセキュリティ強度はあまり高くはありません。同様にID/パスワード認証のセキュリティ強度も、高いとはいえないことはここまでに記載したとおりであり、無線LANにおける認証方式についても、この機会に見直す必要があると考えられます。

 

無線LAN環境こそセキュアなネットワーク認証が必要とされている

無線LAN環境において、セキュリティ上、対策すべきリスクとしては「不正アクセス」「シャドーIT」「内部不正」などが挙げられます。無線LANはアクセスの管理が難しく、接続の状況も見えづらいため対策が困難であるとされていますが、これらのリスクに対しては強固な認証方式を採用することが重要です。

 

ソリトンシステムズでは「電子証明書」を最大限に活用したネットワーク認証のソリューションを複数提供しています。社内ネットワークに対する不正アクセスや、シャドーITに対しては「NetAttest EPS」、クラウドサービスまで含めた多要素認証を実現する「Soliton OneGate」などにより、強固な認証を実現します。これらのソリューションは専用設計のアプライアンス製品やクラウドサービスとして提供され、電子証明書の発行・配布を自動化することができるなど、容易に導入・運用できる仕組みも特徴の一つです。

 

もちろん、先述の2製品は無線LAN環境だけでなく有線LAN環境でもご活用いただけます。ネットワークセキュリティにおいて認証は要となる存在ですが、導入・運用の手間がかかるため対応できないという情報システム部門は多いでしょう。ソリトンシステムズはセキュリティソリューションを開発・提供する立場として多数の実績を持ち、人的リソース不足などの課題を持つお客様を支援するためのソリューションを取り揃えています。

【NetAttest EPS 紹介ページ】

https://www.soliton.co.jp/products/category/product/network/netattest_eps/

【Soliton OneGate 紹介ページ】

https://www.soliton.co.jp/lp/onegate/

調査データの引用について

・本サイトに掲載している調査結果・図版は、出典元として「ネットアテスト(https://www.netattest.com)」を明記いただくことで引用できます。

・ご利用に際してのご連絡は、事前・事後ともに不要です。

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記事を書いた人

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム