
中小企業が抱えるネットワークの運用課題を解決。管理者不在でも安心・安全なネットワークを実現|NetAttest20周年特別企画
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コロナ禍でテレワークが広く普及しましたが、昨今ではオフィス回帰の動きもみられ、オフィスワークとテレワークを融合した「ハイブリッドワーク」に注目が集まっています。より柔軟な働き方を実現するハイブリッドワークですが、利用する際にはセキュリティ対策が欠かせません。
この記事では、企業がハイブリッドワークを採用する理由とあわせて、セキュリティリスクや対策のポイントなどについて解説します。
ハイブリッドワークはテレワークと従来のオフィスワークを組み合わせた新しい働き方です。週3日はテレワーク、残りの2日はオフィスワークというように従業員に柔軟な働き方を提供できます。
コロナ禍でテレワークが普及しましたが、テレワークではコミュニケーションが取りづらいなどの課題がある企業も多く、従来型のオフィスワークも取り入れることが求められるようになりました。ハイブリッドワークはテレワークとオフィスワークのメリットを最大限に活かすための働き方として、多くの企業が採用し始めています。
ハイブリッドワークは従来のオフィスワークとは異なり、テレワークによる遠隔地から働くための仕組みを導入する必要があります。その際に課題となる点がセキュリティ対策です。
テレワークでは社内外のネットワークの境界線が曖昧になりやすく、従来の「境界型セキュリティ」では十分な対策が難しくなっています。さらに、近年ではクラウドサービスの業務利用も増えており、働き方の変化に合わせた最適なセキュリティ対策が重要視されるようになりました。
ハイブリッドワークを導入する際には、社内ネットワークにおける高度なセキュリティ対策だけでなく、遠隔地からでも安全に社内ネットワークに接続できる環境を構築することが重要です。これらのセキュリティ対策が十分でないと、不正アクセスやなりすまし、情報漏えい、マルウェア感染などのサイバー攻撃の被害に遭う可能性があります。
ハイブリッドワークを安全に行うためのセキュリティ対策のポイントとしては、おもに次のような点が挙げられます。
前項のとおり、ハイブリッドワークでは従来の境界型セキュリティでは十分な対応ができません。そこで近年注目されているものが「ゼロトラストセキュリティ」です。ゼロトラストセキュリティとは、社内外のネットワーク境界線を意識せず、「何も信頼しない」という前提のもとで対策を講じるセキュリティの考え方です。
すべてのアクセスに対して暗号化や認証を行い、行動・操作をチェックすることが求められます。そのためのソリューションの例としては、IDaaSやEDR/EPP、SWG、CASBなどが挙げられ、自社の環境にあわせて必要なソリューションを導入することでゼロトラストセキュリティを実現するとよいでしょう。
また、取り急ぎ自宅などの外部ネットワークから社内ネットワークへのアクセスを安全に行うための方法としては、VPNの利用が挙げられます。VPNは仮想的に専用線を作り出す技術であり、通信経路を暗号化して認証を行うため安全に外部から社内ネットワークへアクセスできます。テレワークの導入の際にVPNを導入した企業も多いでしょう。
これらのシステム的なセキュリティ対策とあわせて、重要となるものが人的なセキュリティ対策です。ハイブリッドワークを安全に行うための運用ルールを策定し、周知徹底することが重要です。従業員に対するセキュリティ教育も欠かせず、新しい働き方に併せた新しいセキュリティのルールの策定・教育を実施していく必要があります。
ハイブリッドワークの実現に向けてテレワークの導入を進める企業も多いでしょう。その際に課題となりやすい点が、トラフィックの増加に対する対応です。テレワークのためにVPNルーターなどを導入しますが、多くの社員がアクセスすることでトラフィックが集中し、通信が不安定になりやすくなります。
また、クラウドサービスやWeb会議の利用が拡大することで、社内向け・社外向けの双方向のトラフィック量が増大します。増大したトラフィックをしっかりと処理できる環境を構築していなければ、かえって業務効率を下げることになりかねません。
特にWeb会議などでは通信品質も重要になるため、ハイブリッドワークを導入する際には社内外のトラフィックの流れと量を見積もり、処理できる環境を設計することが重要です。
ハイブリッドワークを採用する際は、セキュリティ対策を行いネットワーク環境もしっかり整えましょう。
従来のオフィスワークとテレワークを融合したハイブリッドワークは、柔軟な働き方を実現できる手段として注目されています。しかし、大きく働き方が変わるため、これまでどおりのセキュリティ対策では不十分です。
ハイブリッドワークを採用する際には、ハイブリッドワークに適したセキュリティ対策とネットワーク環境の整備を行いましょう。
この機会に企業のネットワーク環境を見直してみてはいかがでしょうか。
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