インフォグラフィックは、数や順、つながりを、図やアイコン、短い文でまとめて伝える表現です。文章だけでは追いにくい内容でも、見る順番が分かる形にすると要点をつかみやすくなります。
インフォグラフィックは、数値や考え方、手順などを、図やアイコン、短い文でまとめて伝える表現です。文章だけでは追いにくい内容でも、見る順番が分かる形にすると理解しやすくなります。近年は、社内向けの資料、営業用の資料、授業の補足、Web記事など、幅広い場面で使われています。
インフォグラフィックという語は、information と graphic を合わせた呼び方です。数値、順、関係、比較といった情報を、図や記号、短い説明でまとめ、読み手が要点をつかみやすくするために使われます。
インフォグラフィックは、図を置くだけでは終わりません。どこから見て、何を先に読み、最後に何を持ち帰るかまで決めて組み立てる点に特長があります。
グラフや表は、数値や項目を示すための部品です。インフォグラフィックは、その部品に見出しや説明を添え、ひとつの主題として読める形にまとめます。
図や記号で情報を伝える試みは昔からありました。地図、年表、系図のように、情報を順序立てて見せる手法は、今のインフォグラフィックを考えるうえでも参考になります。
近代の例としては、19世紀のシャルル・ジョゼフ・ミナールによる図や、1920年代にオットー・ノイラートらが進めた Isotype がよく知られています。とくに Isotype は、同じ大きさのピクトグラムを並べて量を示す方法で、その後の情報の見せ方に大きな影響を与えました。
今は、紙の図だけでなく、Web上で動くものや、操作できるものも増えています。静止画では伝えにくい変化や手順も、動きや切り替えを使うと追いやすくなります。
インフォグラフィックには、次のようなよさがあります。
| よさ | 内容 |
|---|---|
| 内容をつかみやすい | 図と文を組み合わせると、文章だけでは追いにくい内容でも、要点を早く見つけやすくなります。 |
| 印象が残りやすい | 見た目に差があると、あとで見返したときに話の骨子を思い出しやすくなります。 |
| 目を引きやすい | 色や配置の工夫で、読み手が最初の一歩を踏み出しやすくなります。 |
| 広まりやすい | 一枚にまとまっていると、SNS や社内の共有でも扱いやすくなります。 |
仕事の場でも、製品やサービスの特長、調べた結果、会社の考え方などを図でまとめると、関係者に内容を伝えやすくなります。社内向けの資料でも、方針や数字の見方をそろえる助けになります。
情報が多い今は、何を伝えるかだけでなく、どう見せるかも大切です。要点を早く伝えたい場面では、インフォグラフィックが役に立ちます。
インフォグラフィックは、仕事や教育など、さまざまな場面で使えます。ここでは、どこで使いやすいかと、そのときに気をつけたい点を見ていきます。
仕事では、インフォグラフィックを使うと、込み入った内容でも短い時間で伝えやすくなります。たとえば、次のような場面で使えます。
図でまとめると、文章だけでは伝えにくい関係や全体の順を見せやすくなります。見た目の統一感を持たせると、会社の印象作りにもつながります。
教育の場でも、インフォグラフィックは学びを助ける道具になります。たとえば、次のような場面で使えます。
図で見せると、学ぶ人が内容の形をつかみやすくなります。あとで見返すときも、どこが要点かを思い出しやすくなります。
マーケティングでは、インフォグラフィックは記事、SNS、案内用の資料で使いやすい表現です。主な使い方は次のとおりです。
図で見せると、読み手の目に留まりやすくなります。オウンドメディアの記事や告知用のページと組み合わせると、内容を読むきっかけとしても使えます。
発表でインフォグラフィックを使うなら、次の点を押さえると見やすくなります。
発表で図をうまく使うと、聞き手が話の順を追いやすくなります。口頭の説明と組み合わせると、伝わり方も安定します。
分かりやすいインフォグラフィックを作るには、いくつかの見方があります。ここでは、見た目の整え方、図の選び方、読む順の組み方を見ていきます。
インフォグラフィックを作るときは、まず見やすさを優先します。次の点を確認してください。
見せる順番が整うと、読み手は迷いにくくなります。作り始める前に、どの情報を先に見せるかを紙で並べてみると組み立てやすくなります。
インフォグラフィックでは、どの図を選ぶかで伝わり方が変わります。次の使い分けを目安にしてください。
図の型を選ぶときは、何をいちばん見せたいかを先に決めます。比べたいのか、割合を見せたいのか、順を示したいのかで、向く図は変わります。
インフォグラフィックでは、読み手がどの順で読むかを先に決めておくことが大切です。次の点を目安にすると組み立てやすくなります。
読む順が整うと、読み手は最後まで迷わず読み進めやすくなります。
色と配置は、読み手がどこを見るかを決める大事な要素です。次の点を押さえると見やすくなります。
| 工夫 | 見方 |
|---|---|
| 色の役目を決める | 強調したい所だけに目立つ色を使い、本文や補足は落ち着いた色でそろえます。 |
| 文字の読みやすさを優先する | 背景と文字の差を十分に取り、遠目でも読み取りやすくします。 |
| 余白で区切る | 要素の間に余白を置き、どこからどこまでが同じまとまりかを見やすくします。 |
| 目線の順を作る | 上から下、左から右のどちらで読ませるかを決め、配置をそろえます。 |
色と配置が整うと、見た目のよさだけでなく、読みやすさも上がります。
インフォグラフィックを作るときは、目的と使う人に合った道具を選ぶことが大切です。ここでは、試しやすいツールと、機能が多いツールに分けて見ます。
まず試してみたい人には、次のようなツールが使いやすいでしょう。
こうしたツールは操作が分かりやすく、テンプレートも多く用意されています。まずは無料の範囲で試し、続けて使うかどうかを見きわめると無理がありません。
細かな調整まで行いたい場合は、有料のツールも候補になります。たとえば、次のような道具があります。
有料のツールは、細かな調整や、図の見せ方の自由さで有利です。外向けの資料や印刷物をきちんと作りたい場面では、検討する価値があります。
デザインの経験があり、細部まで作り込みたい人は、Illustrator や Photoshop を使う方法もあります。主なよさは次のとおりです。
一方で、Illustrator や Photoshop は覚えることが多く、使い始めには少し時間がかかります。講座や本で基本を押さえながら進めると、無理なく慣れていけます。
ツールを選ぶときは、次の点を比べると判断しやすくなります。
| 見る点 | 確認したいこと |
|---|---|
| 使う目的 | 社内の共有に使うのか、外向けの案内に使うのかで、向く道具は変わります。 |
| 操作のしやすさ | 作る人が迷わず使えるか、短い時間で直せるかを見ます。 |
| 図の機能 | グラフ、表、画像の差し込み、共有のしやすさを確認します。 |
| 費用 | 無料で足りるか、有料にするなら何が増えるかを比べます。 |
自社の仕事、作る人の経験、公開の場に合ったツールを選ぶと、作る手間と仕上がりのバランスを取りやすくなります。試せる期間があるなら、いくつか比べてから決めると安心です。
インフォグラフィックは、数や順、つながりを、図と短い文で伝えるための表現です。文章だけでは追いにくい内容でも、見る順番が分かる形にすると要点をつかみやすくなります。
作るときは、見やすい見た目、図の使い分け、読む順番、色と配置を意識すると、伝わり方が安定します。目的や使う人に応じて、無料のツールと有料のツールを使い分けることも大切です。
まずは小さな社内の資料や授業の補足から始め、どの見せ方が伝わりやすいかを試していくと、自分たちに合う形が見えてきます。
インフォグラフィックは、数や順、つながりを、図と短い文でまとめて伝える表現です。
文章だけでは追いにくい内容でも、要点を早くつかみやすくなる点が大きなよさです。
会社の案内、営業用の資料、調べた結果の共有、授業の補足、発表用の図などで使えます。
はい。Canva などのテンプレートが多いツールなら、初めてでも作り始めやすいでしょう。
数の差、割合、順、関係のように、図で見せると理解しやすい情報に向いています。
情報を詰め込みすぎないこと、色や書体を増やしすぎないこと、元の情報の出どころを示すことが大切です。
グラフや表は部品で、インフォグラフィックはその部品を並べ、ひとつの主題として読める形にしたものです。
まずは Canva や Piktochart のように、型が多く操作も分かりやすいツールから試すと始めやすくなります。
テンプレートを使う簡単なものなら一時間ほどで作れます。内容を作り込む場合は、数時間から数日かかることもあります。
身近な資料から小さく始め、うまく伝わった例を共有し、使う型をそろえると広げやすくなります。