USB 1.1は、Universal Serial Bus 1.1というUSB規格の初期の改訂版です。一般には「ユーエスビー いってんいち」と読まれます。USB 1.0(1996年)に続き、1998年9月23日にVersion 1.1として公開されました。現在は、キーボードやマウスのような通信量が小さい機器で見かけることが多く、大容量データの転送には向きません。

USB 1.1は、パソコンと周辺機器を接続するためのUSB規格です。転送モードとしてLow Speed(1.5Mbps)とFull Speed(12Mbps)を定義しており、キーボードやマウスのような低帯域の機器から、当時の一般的な周辺機器までを共通の接続で扱えるようにしました。
USB 1.1に対応した機器は、対応ポートにケーブルを接続して使います。主な用途は、入力デバイスの操作や機器とのデータのやり取りです。現在の視点では転送速度は控えめですが、キーボードやマウスのように大量のデータを扱わない用途なら、USB 1.1相当の速度でも支障が出にくい場合があります。
USB 1.1とUSB 2.0の大きな違いは、転送速度です。USB 2.0は「High Speed(最大480Mbps)」に対応し、USB 1.1(最大12Mbps)より大幅に高速です。
USBは下位互換を前提に設計されています。そのため、USB 3.xのポートでもUSB 1.1機器が動作することがあります。動作した場合の速度はUSB 1.1相当です(※接続形状や変換アダプタの仕様、機器側実装によっては動作しない場合があります)。
利点は、当時ばらばらだった周辺機器の接続を共通化し、扱いやすくした点です。欠点は、現在の規格と比べて転送速度が遅く、大きなデータ転送には不向きな点です。大容量データを扱う用途では、USB 2.0以降の利用が現実的です。
USB 1.1はLow Speed(1.5Mbps)とFull Speed(12Mbps)の2モードです。転送速度が必要な用途には向きませんが、入力デバイスなどの用途では十分な場合があります。
USB 1.1で広く使われたのは、Type-A/Type-Bといったコネクタ形状です。Mini-USB(mini-A/mini-B)はUSB 1.1固有の端子ではありません。端子形状と通信規格は別で、Mini-BはUSB 2.0のEngineering Change Notice(ECN)として追加され、mini-A/mini-BはUSB On-The-Go(OTG)/USB 2.0の文脈で使われました。
USBは、データ転送だけでなく周辺機器への電力供給(いわゆるバスパワー)にも対応しています。ただし、供給できる電力には上限があります。消費電力が大きい機器を使う場合や、複数の機器を同時につなぐ場合は、セルフパワーのUSBハブを使うほうが安定しやすくなります。
USB 1.1が得意とするのは、キーボードやマウスなど、通信量が小さい周辺機器です。これらは高速転送を必要としないため、USB 1.1相当でも不便が出にくい傾向があります。
USB 1.1でのファイル転送は、現在の感覚では時間がかかることがあります。大きなファイルを頻繁に扱うなら、USB 2.0以降の環境に切り替えたほうが待ち時間は減ります。
認識しない場合は、まずケーブルを差し直し、別ポートや別PCでも試します。そのうえで、USBハブ経由なら直挿しに変える、あるいはセルフパワーのハブを試すと改善することがあります。
古い周辺機器やレガシー機器を使い続ける場合、USB 1.1相当の接続が残っていることがあります。用途が入力デバイス中心であれば、速度面の不満は出にくいでしょう。
USB 1.1はUSB規格の初期リビジョンのひとつで、USB 1.0の後に1998年9月23日にVersion 1.1として公開された仕様です。Low Speed(1.5Mbps)とFull Speed(12Mbps)を定義します。
Low Speedが1.5Mbps、Full Speedが12Mbps(いずれも規格上の値)です。
多くの場合、USBは下位互換を前提に設計されているため、USB 1.1機器が動作することがあります。ただし、変換アダプタや機器側仕様によっては動作しない場合もあります。
代表的な違いは速度です。USB 2.0はHigh Speed(最大480Mbps)に対応し、USB 1.1より大幅に高速です。
基本的にはなりません。接続できた場合でも、実効速度はUSB 1.1相当(遅い側)に揃います。
キーボードやマウスなど、通信量が小さい周辺機器の接続に向きます。大容量ファイル転送には不向きです。
ケーブル不良、ポート不良、ハブ経由での電力不足、変換アダプタの相性などが代表例です。まずは直挿しや別ケーブルで切り分けます。
電力不足が疑われる場合は、セルフパワー(AC給電)のUSBハブで改善することがあります。逆にバスパワーのハブだと不安定になることもあります。
いいえ。Mini-USB(mini-A/mini-B)はUSB 1.1固有の端子ではありません。端子形状と通信規格は別物で、Mini-BはUSB 2.0のECNとして追加され、mini-A/mini-BはUSB OTG/USB 2.0の文脈で使われました。
大容量データを扱うときや、転送待ちが負担になってきたとき、周辺機器を更新するときは、USB 2.0以降への移行が現実的です。