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404エラーとは? 10分でわかりやすく解説

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ウェブサイトを閲覧していて、目的のページが見つからずに困ったことはありませんか?多くの場合、その裏側では「404エラー」という状態が発生しています。404エラーは、ユーザー体験を損なうだけでなく、コンバージョンやSEOにも影響しうる重要なテーマです。

本記事では、404エラーの基本的な仕組みと原因、ビジネスへの影響、具体的な対策やモニタリングの方法までを体系的に解説します。読み終えたときには、「自社サイトの404エラーをどう捉え、どこから手を付けるべきか」を自信を持って判断できる状態を目指します。

404エラーとは何か?

一般に「404エラー」と呼ばれますが、正確にはHTTPステータスコードの404(Not Found)を返している状態を指します。404は、サーバーが要求されたリソースの現時点の表現を見つけられない(または、存在の有無を明かさない)場合に返される「Not Found(見つかりません)」を意味します。サーバーには到達しているものの、指定されたパスに該当するコンテンツが見つからない状態として扱われます。

404エラーの基本的な仕組み

ブラウザがURLにアクセスすると、そのリクエストはウェブサーバーに送られます。サーバーは次のような流れでレスポンスを返します。

  • 該当するファイルやルーティングが見つかれば、通常は「200 OK」とともにコンテンツを返す
  • 別の場所へ転送したい場合は「301/302リダイレクト」を返す
  • 該当するコンテンツをどう探しても見つからない場合に「404 Not Found」を返す

このとき、(検索エンジンの文脈で)“存在しない/中身がない”のに200(成功)を返す、あるいは404相当の案内ページを返しているのにステータスが200になっている場合、soft 404として扱われることがあります。これはインデックスやクロール効率の観点で課題になり得ます。

他のステータスコードとの違い

404エラーを正しく理解するには、関連するステータスコードとの違いも押さえておくと役立ちます。

  • 200 OK:コンテンツが正常に取得できた状態
  • 301 Moved Permanently:恒久的な移転。旧URLから新URLへリダイレクトする状態
  • 302 Found:一時的に別のURLへ誘導するためのリダイレクト(恒久移転ではない想定)
  • 410 Gone:対象リソースが恒久的に利用できない(復活の予定がない)ことを示す状態
  • 500 Internal Server Error:サーバー内部でエラーが発生し、処理が正常に完了しなかった状態

404は“クライアントエラー(4xx)”に分類されますが、原因がユーザーの入力ミスとは限りません。URL変更・削除・リンク切れなど運用側の要因でも起きます。なお、これはサーバー内部障害(5xx)を示すものではない点がポイントです。

404エラーがもたらす影響

404エラーは、単なる「ページが見つからない」という技術的な問題にとどまりません。ユーザー体験・ビジネス・SEOの3つの観点で影響を整理しておきましょう。

ユーザー体験への影響

ユーザーにとっての404エラーは、「目当ての情報にたどり着けない」というストレスそのものです。

  • 検索結果や外部リンクから訪れたのに、目的のページが表示されない
  • サイト内の導線を辿っている途中で、急に行き止まりになる
  • エラーの理由や次にどうすればよいかが分からない

こうした体験が重なると、ユーザーは「このサイトは信用できない」「情報が古いのではないか」と感じやすくなり、結果として離脱率や直帰率の上昇につながります。

サイト運営・ビジネスへの影響

404エラーが多いサイトは、ビジネス面でも次のような機会損失を招きます。

  • 商品詳細ページや問い合わせフォームで404が発生し、コンバージョン機会を逃す
  • 広告やメールマガジンから誘導した先が404となり、広告費の無駄やブランド毀損につながる
  • パートナー企業やメディアからのリンク先が404となり、関係者の信頼を損ねる

特に、広告経由やキャンペーンページなどビジネスインパクトの大きい導線では、404エラーの発生有無を優先的にモニタリングしておく必要があります。

404エラーとSEOの関係性

404エラーは、検索エンジン最適化(SEO)の観点でも無視できません。検索エンジンのクローラーがサイトを巡回した際に、重要なランディングページが404のままになっていたり、内部リンク切れが多発していたりすると、検索流入や回遊に影響が出る可能性があります。

代表的な影響として、次のようなものが挙げられます。

  • 内部リンク・外部リンクが404に向かっていると、リンクの評価が十分に活かされない
  • ソフト404が多いと、検索エンジンが“存在しない/中身が薄いページ”として扱い、インデックスやクロールの面で問題が出る場合がある
  • 重要なランディングページが404のまま放置されると、検索流入の大幅な減少につながる

一方で、役目を終えたページに対して適切に404や410を返すことは、検索エンジンにとっても「現状のサイト構造」を理解しやすくする効果があります。重要なのは、「残すべきページ」と「終わらせるページ」を整理したうえで、ステータスコードやリダイレクトを使い分けることです。

404エラーが発生する主な原因

404エラーの対策を考えるには、まず原因を整理することが欠かせません。ここでは、サイト内部・外部・技術的要因の3つに分けて見ていきます。

サイト内部の要因(リンク切れ・URL変更・削除)

もっとも多いのは、サイト内部の運用に起因する404エラーです。

  • リンク切れ:ナビゲーションや本文内のリンクが、すでに削除・移動されたページを指している
  • URL設計の変更:サイトリニューアルでディレクトリ構造を変更したが、旧URLへの対処が行われていない
  • コンテンツの削除:キャンペーン終了やサービス終了に伴いページを削除し、そのまま404になっている

これらは、コンテンツ更新やリニューアル時に「URLとリンクの整合性」を十分に確認できていないと発生しやすくなります。

外部要因(外部リンク・入力ミス・古いインデックス)

サイト外の状況が原因で起こる404エラーもあります。

  • 外部サイトからの誤リンク:他社サイトやブログが、誤ったURLや古いURLにリンクしている
  • ユーザーの入力ミス:URLを手入力した際のタイプミスや、想定外のパラメータが付与された結果、存在しないURLとして扱われるケース
  • 検索エンジンの古いインデックス:削除済みページが検索結果に残り、クリックすると404になる

こうした外部要因は完全にコントロールすることはできませんが、アクセス解析やサーバーログを通じて頻出パターンを把握し、重要なものからリダイレクトや404ページでの案内を整えることで、ユーザー体験の悪化を抑えることができます。

技術的要因(サーバー設定・アプリケーションの不整合)

最後に、サーバー設定やアプリケーション側の実装に起因する404エラーです。

  • CMSやフレームワークのルーティング設定ミスにより、本来存在するページが404扱いになっている
  • サーバー移転時にドキュメントルートやパス設定が合っておらず、ファイルパスが解決できていない
  • URLの大文字・小文字の扱いがサーバー環境によって変わり、意図せず404になる

このようなケースでは、アプリケーションログやサーバーログを確認し、システム担当者と連携して原因を切り分けることが重要です。

404エラーへの基本対策

原因が整理できたところで、具体的にどのような対策を行うべきかを見ていきます。ここでは、「発生を減らすための対策」と「発生したときのダメージを抑える対策」の両方を押さえておくことがポイントです。

情報設計・コンテンツ運用でできる対策

まずは日々のコンテンツ運用の中でできる対策です。

  • ページを削除・統合する際は、影響する内部リンクや外部リンクを事前に洗い出す
  • ナビゲーションやフッターなど、全ページ共通のリンクは変更時に必ずテストする
  • キャンペーンページや特集ページは、終了後の扱い(アーカイブ化・別ページへの誘導・完全削除)をルール化する

運用ルールを整備し、「URLの変更や削除は、必ずリダイレクトやリンク修正とセットで対応する」という文化をチーム内に浸透させることが重要です。

301リダイレクトとURL設計の工夫

URLを変更したり、ページ構造を見直したりする際には、301リダイレクトを適切に活用します。301リダイレクトは、旧URLから新URLへのアクセスを恒久的に転送する仕組みで、ユーザーと検索エンジンの双方にとって「新しい住所」を知らせる役割を果たします。

代表的な活用シーンは次の通りです。

  • ディレクトリ構造の変更(例:/blog/2019/… → /column/…)
  • ドメインの変更やサブドメインの統廃合
  • 近いテーマの記事を統合し、コンテンツを一本化する場合

URL設計そのものも、むやみに複雑なパスや不要なパラメータを避け、後から変更しづらい要素(年月日・キャンペーン名など)をURLに含めすぎないことが、長期的な404対策につながります。

ユーザーフレンドリーな404ページの設計

どれだけ対策を行っても、404エラーを完全にゼロにすることは現実的ではありません。そのため、「404になってしまったときに、どれだけユーザーをサポートできるか」を考えたカスタム404ページの設計が重要です。

効果的な404ページの要素として、次のようなものが挙げられます。

  • 404が発生したことを簡潔に伝えるメッセージ(責任をユーザーに押し付けない表現)
  • トップページや主要カテゴリへのわかりやすいリンク
  • 検索ボックスの設置による再探索のサポート
  • よく閲覧される記事やおすすめコンテンツの一覧
  • ブランドイメージに沿ったイラストやコピーで、ネガティブな印象を緩和する工夫

404ページを「行き止まり」ではなく、「サイト内を再出発するためのハブ」として設計すると、離脱率の低減が期待できます。

404エラーのモニタリングと運用プロセス

404エラー対策は「一度直して終わり」ではなく、継続的なモニタリングと改善が重要です。この章では、日々の運用の中で404エラーをどのように把握し、改善サイクルに組み込むかを解説します。

アクセス解析ツールによる把握

まず取り組みやすいのが、アクセス解析ツールを使った404ページの分析です。404用のエラーページ(テンプレート)のタイトルやイベント計測などを整備し、解析ツールで「どのURLが404になっているか」「どこから流入しているか」を可視化します。

確認したい主な項目は以下の通りです。

  • 404ページへのセッション数・ユーザー数
  • 発生しているリクエストURL(どのURLが404になっているか)
  • リファラ(どのページ・どの外部サイトから404に遷移しているか)
  • 404ページからの遷移先(別ページに移動しているか、そのまま離脱しているか)

これらを分析することで、「ビジネスインパクトの大きい404」から優先的に対処する判断材料が得られます。

専用ツール・クローラーによる監視

サイト規模が大きい場合や、頻繁に更新が行われる場合は、リンクチェックツールやクローラー型の診断ツールの導入も有効です。

  • サイト内リンクを自動巡回し、404やリダイレクトチェーンを一覧化する
  • XMLサイトマップと実際のステータスコードを突き合わせ、問題のあるURLを抽出する
  • 定期的な診断レポートを自動生成し、運営チームで共有する

人手だけでは追いきれない規模のサイトでも、こうしたツールを活用することで、404エラーを早期に検知しやすくなります。

定期レポートと改善サイクルの構築

最後に、404エラーを継続的に管理するための運用プロセスです。おすすめの流れは次の通りです。

  • 月次または四半期ごとに「404エラーレポート」を作成する
  • 発生件数の多いURLやビジネス影響の大きい導線を特定する
  • 原因(リンク切れ・URL変更・外部要因など)を分類し、対策方針を決める
  • 対応状況と効果(発生件数の推移)を次回レポートで確認する

定期的なレポートを通じて、チーム全体で404エラーの状況を共有することで、「気づいた人だけが対処する」という属人的な状態から脱却できます。サイトリニューアルや大規模なキャンペーン実施後など、404が増えやすいタイミングでは、臨時レポートを作成するのも有効です。

まとめ

404エラーは、ウェブサイト運営において避けて通れない存在ですが、放置しておくとユーザー体験の悪化やコンバージョン機会の損失など、さまざまな影響を及ぼします。SEOの観点でも、重要ページが404になっている状態や、内部リンク切れが多発している状態は、検索流入や回遊に影響が出る可能性があります。一方で、原因を整理し、適切な対策とモニタリング体制を整えれば、その悪影響を大きく抑えることが可能です。

本記事で取り上げたポイントを振り返ると、次のように整理できます。

  • 404エラーは、HTTPステータスコードの404(Not Found)を返している状態である
  • ユーザー体験、ビジネス、SEOの3つの観点で影響を把握することが重要である
  • サイト内部のリンク切れ・URL変更・削除、外部要因、技術的要因が主な発生源となる
  • リンクチェック、301リダイレクト、ユーザーフレンドリーな404ページ設計が基本対策となる
  • アクセス解析や専用ツールを用いたモニタリングと、定期レポートによる改善サイクル構築が不可欠である

まずは、自社サイトの404エラーがどこで、どの程度発生しているのかを把握するところから始めてみてください。そのうえで、優先度の高い導線から順に対策を進めていけば、ユーザーにとっても運営側にとっても「迷いにくいサイト」を実現していくことができます。

FAQ

Q.404エラーとは何ですか?

404エラーは、指定されたURLに対応するページやファイルが見つからない(または、存在の有無を明かさない)場合に返されるHTTPステータスコードで、「Not Found(見つかりません)」を意味します。

Q.404エラーが多いとSEOに悪影響がありますか?

404があること自体が、ただちにサイト全体の評価低下につながるとは限りません。ただし、重要なランディングページが404になっていたり、内部リンク切れが多発していたりすると、検索流入や回遊に影響が出る可能性があります。

Q.404エラーを完全になくすことはできますか?

ユーザーの入力ミスや外部サイトからの誤リンクなども原因になるため、404エラーを完全にゼロにすることは現実的ではありません。ただし、発生頻度と影響を大きく減らすことは可能です。

Q.404エラーが発生した場合は、まず何を確認すべきですか?

そのURLが本来存在するべきページかどうかを確認します。存在するべきならリンク切れや設定ミスを疑い、存在しない場合はリダイレクトや404ページでの案内方法を検討します。

Q.301リダイレクトと404エラーはどのように使い分けますか?

移動先ページが明確に存在する場合は301リダイレクトで新URLへ誘導し、代替コンテンツがない場合は404または410を返します。そのうえで404ページからサイト内の他ページへ案内すると効果的です。

Q.カスタム404ページには何を掲載するのがよいですか?

404発生の案内に加えて、トップページや主要カテゴリへのリンク、サイト内検索ボックス、人気コンテンツなどを掲載すると、ユーザーが目的の情報を探し直しやすくなります。

Q.リンク切れのチェックはどのくらいの頻度で行うべきですか?

サイトの規模や更新頻度によりますが、少なくとも月に一度、更新の多いサイトでは週次でのリンクチェックが推奨されます。大規模リニューアル直後は集中的なチェックが必要です。

Q.404エラーはアクセス解析でどのように確認できますか?

404用のエラーページ(テンプレート)を解析で識別しやすくしたうえで、アクセス解析ツールで該当ページへのアクセス数、発生しているリクエストURL、参照元、404ページからの遷移先などを確認します。

Q.外部サイトからの誤ったリンクによる404にはどう対応すべきですか?

可能であればリンク元サイトの管理者に修正を依頼しつつ、自サイト側では301リダイレクトや404ページでの案内を設定し、ユーザーが行き止まりにならないよう配慮します。

Q.サイト移転やリニューアル時に404を増やさないポイントは何ですか?

旧URLと新URLの対応表を事前に作成し、一括で301リダイレクトを設定することが重要です。移転後はアクセス解析やクローラーを使って404をモニタリングし、漏れがあれば速やかに修正します。

記事を書いた人

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム