イベント報告

見えてきた セキュリティ課題と未来のすがた|CTCSP Day 2025

水色の背景に六角形が2つあるイラスト 水色の背景に六角形が2つあるイラスト
アイキャッチ
目次

企業にとってITは、今や欠かせないインフラです。CTCエスピー株式会社様は、そんな企業のIT課題を解決するための幅広いソリューションを提供されています。このたび、同社が主催する恒例の内覧会「CTCSP Day 2025」が、広島、大阪、東京、名古屋の4都市で開催されました。

「CTCSP Day」は、CTCエスピー様が取り扱う多岐にわたるソリューションを、CTCグループの社員へ向けて一堂に紹介する目的で開催されています。今年のテーマは「セキュリティ&最新サービス」。各ベンダーによる、すぐに提案に活かせる業種別事例やユースケースが紹介され、大きな盛り上がりを見せました。

本記事では、4都市すべてで出展した株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)のブースの様子と、出展を通じて得た手応えをお伝えします。



強固な多要素認証でゼロトラストの第一歩を

ゼロトラスト環境の整備において、認証はセキュリティの根幹をなす要素です。「いかなるユーザー、デバイス、ネットワークも信頼しない」という原則を徹底するには、強固で継続的な認証が不可欠です。

しかし、IDとパスワードだけの認証は情報漏えいリスクに非常に脆弱です。そこで、多要素認証(MFA)の導入が必須となります。

今回の内覧会でご紹介したクラウド型認証ソリューション「Soliton OneGate」はクラウドサービスや社内へのログイン時に強固な多要素認証を実現します。特に、強固な認証方式として知られるデジタル証明書認証に対応しており、さらにプライベート認証局(CA)機能を搭載しているため、企業内でデジタル証明書を簡単に発行・管理できる点に多くの関心が寄せられました。


データレスクライアントで、利便性と安全性を両立

リモートワークが定着した今、働く場所を問わずデータにアクセスできる「利便性」と、情報漏えいを防ぐ「安全性」の両立が強く求められています。この課題を解決する代表的な仕組みが、VDIに代表される「クライアント仮想化ソリューション」です。しかし、高額な導入・運用コストが課題となるケースも少なくありません。

内覧会でご紹介した「Soliton SecureWorkspace」はこの課題を解決する次世代のデータレスクライアントソリューションです。端末上に生成したWindowsライクな保護領域でデータを残さず、普段使い慣れたWebブラウザや各種アプリケーションを安全に利用できます。これにより、利便性を損なうことなく、VDIに比べ低コストで安全な環境を構築できるため、多くの関心を集めました。


ネットワークインフラの”あるべき姿”を実現するために

企業にとって、ネットワークはもはや電力や水道と並ぶ重要な社会インフラです。この生命線であるネットワークを支える上で、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、IPアドレスを自動的に割り当てるという、まさに心臓部とも言える役割を担っています。

もしDHCP停止が停止すれば、ネットワーク全体がダウンし、業務は完全に停止します。このリスクを回避し、ネットワークの安定性を確保するための”あるべき姿”として、DHCP機能に特化した専用アプライアンスの導入が挙げられます。

内覧会でご紹介した「NetAttest D3」はDHCP/DNSに特化したオールインワンのアプライアンス製品です。簡単でシンプルでありながら、本格的な機能を備えたこの国産製品は、製造・金融・公共など、業種を問わずネットワーク基盤に信頼性を求めるお客様にとって不可欠な製品です。


今後の展望:対話を通じて、新たな価値を創造する

今回の内覧会では、各都市の特色に合わせて事例を交えながら製品のユースケースについてご紹介しました。ブースに来られたCTCエスピー様の社員の方々と、最新のセキュリティトレンドについて活発な情報交換ができたことは、今後のビジネスを考える上で大きな収穫となりました。

ソリトンは今後も、対話と情報交換を通じて、国内の企業や組織が抱えるセキュリティ課題を解決するための最適なソリューションを提供してまいります。


関連リンク

記事を書いた人

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム