イベント報告

認証強化とゼロトラストで学びの場を守る|EDIX東京2026出展レポート

水色の背景に六角形が2つあるイラスト 水色の背景に六角形が2つあるイラスト
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2026年5月13日から15日までの3日間、東京ビッグサイトにおいて、教育分野で日本最大級の展示会であるEDIX東京2026が開催されました。ゴールデンウィーク明けのこの時期は、教育委員会や学校現場における新年度の人事異動が一通り落ち着き、新たなITソリューションやセキュリティ対策に関する情報収集が本格化する重要なタイミングです。さらに、秋以降の予算化や来年度に向けたシステム更新の検討が動き出す時期でもあるため、会場には今後の教育環境のあり方を模索する多くの関係者が集まり、連日活発な意見交換が行われました。

現在、教育現場では、文部科学省が推進する方針のもと、校務のクラウド化や1人1台端末の利活用といったDXが急速に進展しています。しかし一方で、従来のようにネットワークの境界で防御する手法だけでは対応が難しくなり、教育現場を取り巻く重要なをどのように守るべきかという新たな課題が浮き彫りになっています。ソリトンシステムズでは、こうした現場の悩みに寄り添い、安全かつスムーズなデジタル化を実現するための具体的な道筋を提示すべく、今回のイベントに出展しました。

会場でお伝えしたこと

これまでの教育系のイベント出展においては、GIGAスクール構想に向けたネットワーク基盤整備と、校務DXを支えるセキュリティ対策という2つの側面を個別に切り分けて案内することが多くありました。しかし、クラウド活用が前提となりつつある現在の教育環境においては、両者を分離して考えるのではなく、包括的な視点で安全性を担保することが不可欠となってきています。そこで今回のブースでは、「次世代校務DXを実践するセキュリティ」という統合的なテーマを掲げ、全てのソリューションを一つに集約した総合的な展示構成へと刷新いたしました。

具体的には、複雑になりがちな各種セキュリティ施策を業務の段階や利用シーンごとに分かりやすくカテゴリー分けし、全体像をひと目で把握できる簡易的なソリューションマップとしてパネル展示を行いました。これにより、ご来場された皆様が自校や担当地域の現状と照らし合わせながら、どの部分にどのような対策が必要となるのかを視覚的かつ直感的に整理していただけるよう工夫いたしました。

クラウド時代に対応する認証基盤の提示

ブース内で特に注力してご紹介したのが、国産のクラウド型多要素認証サービスであるSoliton OneGateです。文部科学省のガイドラインにおいても、多要素認証を取り入れたアクセス制御の重要性が明記されるなど、認証基盤の強化は急務となっています。校務系システムのクラウドシフトが進む中、IDとパスワードのみに依存した従来の認証運用では、なりすましや不正アクセスのリスクを十分に防ぐことが困難になっています。

Soliton OneGateは、端末に電子証明書を発行・配布し、証明書がインストールされていない未許可端末からのアクセスを遮断します。展示コーナーでは、クラウドサービスとオンプレミス環境のアクセス管理を統合し、利便性を損なうことなくセキュリティを強化する仕組みを、実際の管理画面や導入事例を交えて説明しました。校務系システムへの安全なログインに加え、多様なWebサービスと連携した認証の一元化など、現場の運用負荷を軽減しながらゼロトラストモデルへ移行するための具体的なアプローチを提案しました。

有識者トークイベントと現場目線のデモ

今回の展示準備における大きな取り組みの一つとして、文教業界に精通された有識者様をブースにお招きし、各回20分のトークイベントを開催いたしました。セッションでは、校務DXにおいてゼロトラストセキュリティを実践する際に注意すべきポイントや、現場の教職員の方々が混乱することなくスムーズに新しい運用へ適応するための工夫について、現場に近い目線からわかりやすくお話しいただきました。ご参加いただいた皆様からは、単なる製品スペックの解説にとどまらない現場のリアルな課題に即した内容だとして、深い共感と納得のお声を頂戴いたしました。

また、動的な展示デモとして大きな注目を集めたのが、Soliton OneGateを活用したChromebookへのサインイン時の顔認証のデモです。教育現場で広く普及しているChromebookを用いて、カメラによる顔認証で迅速かつ確実に本人確認を行い、スムーズに業務を開始できる一連の流れを実機で体験していただきました。複雑なパスワード入力の手間や失念によるトラブルを解消しつつ、なりすましを防止するこのデモには、体験された多くの方々からも高い評価と関心が寄せられました。

ご来場された皆様の声

ブースには、各地域の教育委員会でICT推進や情報セキュリティを担当されているご担当者様をはじめ、教育業界に向けてシステムをご提案されている販売店様やSIer様など、連日多くの方々にお立ち寄りいただきました。ブースのパネルに掲出された「セキュリティ」や「ゼロトラスト」というキーワードを目にして足を止められる来場者様が非常に多く、教育分野におけるセキュリティへの関心と危機意識が年々確実に高まっていることを肌で感じる3日間となりました。

来場者との個別相談では、具体的かつ切実な課題が数多く寄せられました。教育委員会の担当者からは、校務系システムのクラウド移行に伴い、「具体的にどのような認証手順を踏めば安全性を担保できるのか」「電子証明書を用いた認証強化を導入したいが、何から着手すべきか」といった質問が相次ぎました。また、販売店やSIerからは、「教職員のIDやパスワード管理の手間を増やすことなく、多要素認証を導入できる解決策を求めている」といった、現場の利便性と管理性の両立に関する相談をいただきました。文部科学省のガイドラインやKPIの設定を受け、すでに具体化に向けた検討を開始している組織もあり、「来年度にシステムの更改を予定している」と、その場で具体的なスケジュールについて相談されるケースも散見されました。

現場の担当者からは、利便性の向上とセキュリティの厳格化という一見相反する要素をどのように両立させるかを模索している様子が伝わってきました。既存端末の運用を大幅に変えることなく、確実なセキュリティ向上を図りたいというニーズに対し、ソリトンシステムズの国産ソリューションが提供できる価値を再確認する機会となりました。

おわりに

EDIX東京2026のソリトンシステムズブースへご来場いただきました皆様、ならびに貴重なお話をお聞かせくださいました多くの関係者様に、心より深く御礼申し上げます。連日盛況のうちに会期を終えることができましたのも、ひとえに現場の課題を解決し、より良い教育環境を作りたいという皆様の強い熱意の賜物であると深く感謝しております。

展示会の現場で皆様をご案内したソリトンシステムズの出展担当者は、今回の出展を通じて得た手応えと今後の展望について次のように語っています。

教育現場では現在、これまでにないスピードでDXが進められており、それに伴いセキュリティ対策の重要性も急速に増しています。セキュリティは目に見えない概念であるため分かりづらく、どうしても難しいイメージを持たれがちです。しかし、万が一の事態が発生した際にどれほどの安全対策を講じていたかが厳しく問われる教育分野においては、セキュリティを単なるコストとして捉えるのではなく、「信頼への投資」として捉える段階に来ていると感じます。導入や運用のハードルが高いと感じられるかもしれませんが、そうした悩みを抱える方々を支援するために、私たちのような専門家が存在しています。ソリトンシステムズは、国産クオリティのセキュリティ技術をもって、大切な学びの場を全力で守り続けます。

教育現場におけるデジタル化は、今後も止まることなく進化を続けていきます。ソリトンシステムズはこれからも、現場の教職員様や管理者様が安心して業務に専念できる環境づくりを強力に支援してまいります。教育現場におけるセキュリティのお悩みがございましたら、どうぞお気軽にソリトンシステムズまでお問い合せいただけますと幸いです。

記事を書いた人

ソリトンシステムズ・セールスチーム