イベント報告

二要素認証とファイル受け渡し、現場視点での“現実解”|第45回医療情報学連合大会 出展レポート

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2025年11月12日から11月15日にかけて、兵庫県姫路市のアクリエひめじで「第45回医療情報学連合大会」が開催されました。

本大会は研究発表を中心とした学会であり、来場者の多くは医療機関の情報システムに携わる方々です。企業展示は、展示会のように各ブースを回ること自体が目的というよりも、研究発表で得た知見や課題を、現場の運用に照らして確認するための“実務目線の情報収集の場”として活用されている印象でした。

ソリトンシステムズは企業展示にて、対応年度が迫る二要素認証への現実的な選択肢として「SmartOn」、そしてUSBメモリに依存しないファイル受け渡しを実現するソリューションとして「FileZen S」を紹介しました。

本記事では、ソリトンシステムズの当日のブースの様子を中心にお伝えします。

来場者の関心は「課題の整理」

会場では、病院の情報システム部門をはじめとしたエンドユーザーの来場が目立ちました。学会のセミナーを軸に動きながら、企業展示では「いま困っていること」や「今後の対応に迷っていること」を短時間で確認する、という空気感です。


企業展示は“商談の場”というより、現場で感じている課題を解決するための情報収集の場として機能している印象でした。立ち話の中でも、具体的な運用の前提や制約条件が先に共有され、そこから話題が深まることが多くありました。

二要素認証は、どこから着手すべきか

二要素認証については厚生労働省ガイドラインに明記された対応年度が近づく中で、未対応の病院や、部門システムを提供するメーカーの方が「どの範囲に、どの方式を当てるべきか」を模索している様子が多く見られました。

ソリトンシステムズのブースでは、「二要素認証していますか?」というシンプルな問いかけのポップを用意し、通りがかりの方が話しかけやすいきっかけとして活用しました。短い会話の中でも、現状の認証方式や運用負荷、端末の利用形態といった前提が共有され、検討の整理につながるやりとりがありました。

USBメモリを使わないための現実的な相談

もう一つ、特に関心が集まったテーマが「USBメモリを使わない運用」です。
現場では、業務上の理由からUSBメモリの利用が残っている一方で、セキュリティ面の不安から、できれば代替手段に移行したいという声が多く聞かれました。
このテーマは、単にツールを置き換える話ではなく、ネットワーク分離や業務手順の変化とも結びつきます。来場者の話をうかがうと、現状の手順を踏まえつつ、無理なく移行できる道筋を探したい、という姿勢が感じられました。

最終日のランチョンセミナー

ブース出展に加え、最終日にはランチョンセミナーを開催し、FileZen Sの運用例に触れられる場としました。

土曜日開催にもかかわらず、会場は満席に近い人入りとなり、ブース展示で関心を持った来場者が、実際の導入・運用事例を確認する場として参加されるケースも多く見られました。  

来場者との会話から見えたこと

二要素認証の話題では、単に「導入する・しない」ではなく、既存環境との整合、対象とする医療情報システムの範囲、運用時の負荷といった現実的な論点が先に出てきました。比較検討や検証まで進めたい、という相談もあり、二要素認証対応に向けた熱量があがってきていると感じました。

また、脱USBメモリのテーマは、昨年から継続して課題意識を持つ病院がある一方で、いざ移行を考えると業務手順や分離環境の設計が関わってくるため、「何から整理するべきか」を相談したいニーズが続いている印象でした。

ブースでは「個別に説明を聞きたい」という要望も一定数ありました。学会の限られた時間の中では確認しきれない点を、後日あらためて整理したい、という意図で声をかけてくださる方がいたと受け止めています。

来場できなかった方へ

今回の会場では、二要素認証の対応を具体的に進めるための情報収集と、USBメモリに頼らないファイル受け渡しを検討する相談が目立ちました。どちらも、制度やガイドラインの動きだけでなく、現場の運用に合わせた整理が欠かせないテーマです。

医療機関向けに、関連する情報をまとめたページも公開しています。ぜひご確認ください。

ソリトンの医療機関向けセキュリティソリューション

SmartOn

二要素認証の対応を検討する際に、PC利用者の識別やログオン時の本人確認をどう設計するかは、現場で悩みやすい論点の一つです。SmartOnは、利便性を損なわない強固な二要素認証システムとして導入されています。

SmartOn(製品情報)

FileZen S

USBメモリの利用を見直したい、という相談では、単純な置き換えではなく、ネットワーク分離環境でのファイル受け渡しをどう安全に行うのかが焦点になりやすい印象でした。FileZenSは、分離環境における「自分から自分」へのファイル受け渡しをシンプルに実現します。

FileZen S(製品情報)

記事を書いた人

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム