解説

校内ネットワークの構築におけるポイント

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム
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企業が社内で独自のネットワークを構築する「社内ネットワーク」は、業務を遂行する上でなくてはならないものとなっています。同様に、学校内でもネットワークを構築し、教育に利用する「校内ネットワーク」も必要とされてきています。学校内にネットワークを構築する際には、いくつかの注意点とポイントを押さえておく必要があるでしょう。

この記事では、校内ネットワークの概要から構築するメリット、構築の注意点・ポイントについて解説します。

校内ネットワークとは

校内ネットワークとは、学校内に構築したネットワークで接続したものです。教員の業務遂行のためだけでなく、子どもたちの教育にも活用されます。

校内ネットワークを構築することで、学校内で教員が指導案や教材などを共有したり、学生の学習成果を保存・発表したりできます。また、学校内だけでなくインターネットや地域のネットワークに接続することで、学校の情報化を促進するものです。

2019年には文部科学省が「GIGAスクール構想」を打ち出しました。GIGAスクール構想は「子どもたち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境の実現」を目指すものです。

社会構造の変化に伴い、子どもに求められる能力も新しいものとなっています。学生一人ひとりに最適化された学びを提供し、求められる能力を育成するためにもICTを活用した教育が求められています。

ICTを活用した教育のためには、校内ネットワークの存在が欠かせません。

校内ネットワークを構築するメリット

校内ネットワークを構築すると、学校内のパソコンが共通のネットワークに接続されます。学生も校内ネットワークに接続できるようになり、その仕組みはリモート授業などでも活用できます。

校内ネットワークを通じて、教員から教材やデータの配布・共有が簡単に実現できるようになり、各種連絡手段としても利用できる点が大きなメリットとなっています。

ICTの活用によって子どもたちにとって「魅力のある授業」「わかる授業」を実現しやすくなります。子どもたちの情報活用能力の育成や主体的な学習活動の機会を増やす足がかりとなる点も、校内ネットワークを構築するメリットのひとつです。

校内ネットワークを構築する際の注意点

校内ネットワークを構築する際には、管理・運用体制やセキュリティに注意が必要です。

様々な年齢の児童が利用する校内ネットワークには利便性の観点から、学校内に入ったら自動的にネットワークに接続できるようにすることが求められます。そのためには、無線LAN環境を整え、接続するユーザーのだけでなくパソコンの管理も必要です。

校内ネットワークに接続するパソコンは、各教室に設置されたパソコンだけでなく、学生一人ひとりが持つパソコンやスマートフォンなど、あらゆるデバイスが想定されます。

許可された、正規のパソコンのみが校内ネットワークに接続できるように、どのように管理・運用を行うのか、といった体制をしっかりと事前に検討して用意しなければなりません。

セキュリティ対策も欠かせない要素です。特に無線LAN環境では接続するユーザーやパソコンが確認しづらく、不正侵入が発生する可能性が考えられます。

不正侵入は校内情報の流出やサイバー攻撃につながるリスクも考えられ、セキュリティ対策はしっかりと行う必要があります。

校内ネットワークの構築のポイント

校内ネットワークを構築する際のポイントとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 目的を明確にする
  • 活用方法を明確にする
  • 拡張性や利便性を考慮する
  • 管理、更新の方針を計画する
  • セキュリティ対策

まずは校内ネットワークを何の目的で、どのように活用するのかを明確にすることが重要です。教職員の業務にどのように活用するのか、授業にどのように活用するのかを明確にすることで、校内ネットワークを構築するにあたって必要なことが明確になります。

また、将来的にネットワークの規模を拡大したり、より便利に使えるようにしたりするために拡張性や利便性についても考慮しましょう。利便性の観点から見れば、ネットワーク接続は無線LANで行ない、学校の敷地内ではシームレスに校内ネットワークに接続できる環境が理想です。

そのような環境を安全で安定的に利用するためには、ユーザーやパソコンの具体的な管理やセキュリティ更新などの方針も事前に計画して継続的に実行しなければなりません。

学校の入学者や卒業者に合わせたユーザー管理や、校内ネットワークに接続するパソコンの継続的なセキュリティアップデートの自動実行などが該当します。これらは不正侵入を防止するための対策として有効です。

加えて、不正侵入対策としては特定の端末のみが校内ネットワークに接続できるような認証(電子証明書認証など)を導入することが有効です。

社会構造の変化に伴い、子どもたちに求められる能力も新しいものとなっているいま、ICTを活用した教育は欠かせないものとなりました。ICTを活用した教育を進めるため、より安全で利便性のたかい校内ネットワークをご検討ください。

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム