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VLOOKUP関数とは? 10分でわかりやすく解説

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大量のデータから必要な情報を探すのに時間がかかっていませんか? この記事では、Excelの強力な検索関数であるVLOOKUP関数について、基本的な使い方から応用までを10分でわかりやすく解説します。VLOOKUP関数を使いこなすことで、業務の効率化と生産性の向上を実現できます。

VLOOKUP関数とは?

VLOOKUP関数は、Excelで使用される非常に便利な検索関数の一つです。この関数を使うことで、大量のデータから必要な情報を素早く見つけ出すことができます。ここでは、VLOOKUP関数の基本的な説明から、使われる場面、メリット、構文と引数までを分かりやすく解説します。

VLOOKUP関数の基本的な説明

VLOOKUP関数は、縦方向に並んだ表の中から、指定した検索キーと一致するデータを検索し、対応する値を返す関数です。例えば、社員番号から氏名を検索したり、商品コードから価格を検索したりすることができます。

VLOOKUP関数が使われる場面

VLOOKUP関数は、以下のような場面で活用されます:

  1. 大量のデータを管理する際、特定の情報を素早く見つけ出す必要がある場合
  2. 複数の表やシートに分かれたデータを、共通のキーで関連付けたい場合
  3. マスターデータを参照して、データの入力や更新作業を効率化したい場合

VLOOKUP関数を使うメリット

VLOOKUP関数を使うメリットは以下の通りです:

  1. 大量のデータから必要な情報を素早く見つけ出すことができる
  2. マスターデータを参照して値を自動入力できるため、作業効率が向上する
  3. 手入力を減らせるので、人為的なミスを抑えられる
  4. 複数の表やシートに分かれたデータを関連付け、一元的に管理できる

VLOOKUP関数の構文と引数

VLOOKUP関数の構文は以下の通りです:

=VLOOKUP(検索値, 検索範囲, 列番号, [検索方法])

各引数の説明は以下の通りです:

引数説明
検索値検索したい値を指定します。セル参照、数値、文字列などを指定できます。
検索範囲検索対象となる表の範囲を指定します。検索キーとなる列を必ず検索範囲の一番左の列として含める必要があります。
列番号検索範囲の中で、検索キーと一致した行から取得したい値が含まれる列の番号を指定します。検索範囲の最も左の列を1とします。
検索方法省略可能な引数で、検索方法を指定します。
  • FALSE または 0:完全一致で検索(業務ではこちらを使うことがほとんど)
  • TRUE または 1:近似値で検索(検索範囲の左端の列が昇順に並んでいる必要があります)
省略した場合は TRUE(近似値)と見なされるため、社員番号・商品コードなどの検索では明示的に FALSE を指定することが重要です。

以上が、VLOOKUP関数の基本的な説明と構文です。この関数を理解しておくと、Excelでのデータ管理や分析作業を大幅に効率化できます。

VLOOKUP関数の使い方

VLOOKUP関数の基本的な使い方

VLOOKUP関数は、縦方向に並んだ表の中から指定した検索キーと一致するデータを検索し、対応する値を返す関数です。基本的な利用手順は次の通りです。

  1. 検索対象となる表を用意します。検索キーとなる列は、表の最も左側に配置します。
  2. VLOOKUP関数を入力したいセルを選択し、=VLOOKUP( と入力します。
  3. 検索値、検索範囲、列番号、検索方法(通常は FALSE)を指定します。
  4. Enter キーを押して関数を確定します。

これにより、指定した検索キーに対応する値が返されます。

VLOOKUP関数の具体的な例

次のような社員情報の表があるとします:

社員番号氏名部署内線番号
1001山田太郎営業部1234
1002鈴木花子経理部2345
1003佐藤次郎総務部3456

ここで、社員番号「1002」の氏名を検索するには、以下のようにVLOOKUP関数を使用します:

=VLOOKUP(1002, A2:D4, 2, FALSE)

この関数では、検索値を「1002」、検索範囲を「A2:D4」、列番号を「2」(氏名の列)、検索方法を「FALSE」(完全一致検索)としています。結果として、「鈴木花子」が返されます。

VLOOKUP関数を使う際の注意点

VLOOKUP関数を使う際は、以下の点に注意が必要です:

  1. 検索キーとなる列は、検索範囲の最も左側に配置する必要があります。左側にない場合は列の並び替えや、INDEX/MATCH関数の利用を検討します。
  2. 検索方法を省略すると、デフォルトで TRUE(近似値)として扱われます。社員番号や商品コードなど、完全一致が必要なケースでは、必ず FALSE を指定してください。
  3. 検索キーと完全に一致するデータがない場合、VLOOKUP関数はエラー(#N/A)を返します。入力ミスや前後のスペース有無も確認しましょう。
  4. 検索範囲内に同じ検索キーが複数ある場合、最初に見つかった値が返されます。マスターデータ側を整理しておくことが重要です。

VLOOKUP関数のよくあるエラーと対処法

VLOOKUP関数を使用する際に、以下のようなエラーが発生することがあります:

  1. #N/A エラー:検索キーと完全に一致するデータが見つからない場合に発生します。検索値や検索範囲が正しく指定されているか、全角/半角やスペースの有無が一致しているかを確認してください。
  2. #REF! エラー:列番号が検索範囲の列数を超えている場合などに発生します。検索範囲と列番号の指定が矛盾していないか確認してください。
  3. #VALUE! エラー:列番号に文字列を指定するなど、引数のデータ型が不正な場合に発生します。数値で指定されているか確認してください。

これらのエラーが頻発する場合は、IFERROR関数と組み合わせて、エラー時に「該当なし」や空白を返すようにしておくと、見た目にも分かりやすくなります。

以上が、VLOOKUP関数の使い方と注意点、よくあるエラーとその対処法についての解説です。VLOOKUP関数を理解しておくことで、日々のExcel作業の正確性と効率を大きく高めることができます。

VLOOKUP関数の応用

VLOOKUP関数と他の関数を組み合わせる方法

VLOOKUP関数は単体でも非常に便利ですが、他の関数と組み合わせることでさらに柔軟性と機能性を高めることができます。以下に、組み合わせると有効な関数の例を紹介します。

  1. IFERROR関数:VLOOKUP関数で検索キーが見つからない場合のエラー(#N/A)を回避するために使用します。IFERROR関数を使うことで、エラーが発生した際に代替値(「該当なし」など)を返すことができます。
  2. MATCH関数:行や列の中から、検索値が何番目にあるかを返します。MATCH関数で列番号を算出し、それをVLOOKUPの列番号に使えば、列の追加・削除にも強い数式にできます。
  3. INDEX関数:MATCH関数と組み合わせて使用することで、VLOOKUP関数と同様の検索機能を実現できます。INDEX関数とMATCH関数の組み合わせは、検索範囲の列順序に依存しないため、より柔軟な検索が可能です。

最近のExcelでは、より新しい XLOOKUP 関数も用意されていますが、多くの職場では依然としてVLOOKUPが標準的に使われています。互換性を意識する場合は、VLOOKUPとINDEX/MATCHの使い分けを覚えておくと安心です。

VLOOKUP関数を使った効率的なデータ処理

VLOOKUP関数を活用すると、大量のデータを効率的に処理できます。以下は代表的な活用例です。

  1. データの統合:複数の表やシートに分かれたデータを、VLOOKUP関数を使って統合できます。共通のキー(社員番号・商品コードなど)を使ってデータを関連付け、必要な情報を一つの表にまとめることで、データ管理がより簡単になります。
  2. データの自動更新:VLOOKUP関数を使って別シートのマスターデータを参照しておけば、マスターデータを更新するだけで、参照側の値も自動的に更新されます。これにより、手作業でのデータ入力や更新の手間を大幅に削減できます。
  3. 条件に基づくデータ抽出:VLOOKUP関数とIF関数を組み合わせて、特定の条件を満たすデータだけを抽出することも可能です。例えば、「売上金額が一定以上の取引だけ、明細行に詳細情報を表示する」といった処理が簡単に実現できます。

VLOOKUP関数を使ったデータの集計

VLOOKUP関数は、集計作業の補助としても活用できます。

  1. カテゴリ別の集計:商品コードから商品カテゴリをVLOOKUPで引き当て、そのカテゴリを軸にピボットテーブルやSUMIF/SUMIFSで集計する方法があります。売上明細にカテゴリ情報を自動付与しておくことで、後から様々な切り口で集計しやすくなります。
  2. 複数条件による集計:VLOOKUP関数で「商品名」や「担当者名」などの属性情報を付与し、それを条件に SUMIFSCOUNTIFS を使って集計することで、「期間 × 商品 × 担当者」など、複数条件での集計が実現できます。

VLOOKUP関数を使ったデータの検証

VLOOKUP関数は、データの検証や品質チェックにも役立ちます。

  1. マスターデータとの整合性チェック:VLOOKUP関数を使って、入力されたコードがマスターデータに存在するかどうかを確認できます。例えば、商品コードをVLOOKUPでマスターデータと照合し、該当がなければエラー表示にすることで、入力ミスを早期に検知できます。
  2. 重複データのチェック:VLOOKUP関数とCOUNTIF関数を組み合わせ、同じキーが何回出現しているかを確認することで、重複データを検出できます。顧客リストの重複メールアドレスの確認など、名寄せ作業の前段階にも有効です。

このように、VLOOKUP関数は検索・集計・検証まで幅広い用途で活用できます。日々のExcel業務に組み込むことで、作業品質とスピードの両方を向上させることが可能です。

まとめ

VLOOKUP関数は、Excelで大量のデータから必要な情報を素早く見つけ出すための便利な検索関数です。この関数を使いこなすことで、業務の効率化と生産性の向上が期待できます。

効果的に活用するためのポイントとしては、以下の点が挙げられます。

  • 検索キーとなる列を、検索範囲の最も左側に配置すること
  • 社員番号や商品コードなどを扱う場合は、検索方法 に必ず FALSE(完全一致)を指定すること
  • IFERROR関数などと組み合わせて、エラー時の表示を整えること
  • INDEX/MATCHやSUMIFSなど、他の関数と組み合わせて柔軟性を高めること

VLOOKUP関数の基本的な使い方から応用までを理解し、業務に合った形で取り入れていくことで、Excelを使ったデータ処理のレベルを一段引き上げることができるでしょう。

Q.VLOOKUP関数とは何ですか?

VLOOKUP関数は、縦方向に並んだ表から検索値と一致する行を探し、指定した列の値を返すExcelの検索関数です。社員番号から氏名を調べるなど、マスターデータ参照に多く利用されます。

Q.VLOOKUP関数の「検索方法」はTRUEとFALSEで何が違いますか?

FALSE(0)は完全一致で検索し、TRUE(1)は近似値で検索します。一般的な業務では誤動作を防ぐため、社員番号や商品コードなどは必ずFALSEを指定することをおすすめします。

Q.#N/Aエラーが出る原因と対処法は何ですか?

検索値と一致するデータが見つからない、全角半角やスペースの有無が異なる、検索方法がTRUEになっているなどが主な原因です。検索値とマスターデータの表記ゆれや、検索方法の指定を見直してください。

Q.VLOOKUP関数で左側の列を検索することはできますか?

VLOOKUP関数は検索範囲の最も左の列しか検索できません。左側の列を参照したい場合は、列の並び替えを行うか、INDEX関数とMATCH関数の組み合わせを使う方法がおすすめです。

Q.別シートや別ブックのデータもVLOOKUPで参照できますか?

はい、できます。検索範囲に別シートや別ブックの範囲を指定すれば参照可能です。ただし別ブックを参照する場合は、ファイルパスやファイル名の変更に注意が必要です。

Q.VLOOKUP関数とINDEX/MATCHの違いは何ですか?

VLOOKUPは左端列しか検索できませんが、INDEX/MATCHは任意の列や行を柔軟に参照できます。また、列の追加・削除にも強いのがINDEX/MATCHのメリットです。

Q.XLOOKUP関数と比べてVLOOKUPのデメリットは何ですか?

VLOOKUPは左側の列を検索できない、列番号の変更に弱い、エラー処理を別途書く必要があるといった制約があります。XLOOKUPはこれらの弱点を補った新しい関数ですが、古いExcelでは使えない点に注意が必要です。

Q.VLOOKUP関数はどのくらいのデータ量まで実用的ですか?

数千〜数万行程度であれば、通常の業務では問題なく利用できます。ただし関数の数が非常に多い場合は、計算速度に影響するため、必要に応じてピボットテーブルやPower Queryの活用も検討しましょう。

Q.VLOOKUP関数を使うときに必ず意識すべきポイントは何ですか?

検索範囲の左端列に検索キーがあるか、検索方法にFALSEを指定しているか、列番号が正しいかの3点を必ず確認しましょう。この3つを意識するだけで、典型的なトラブルの多くを防げます。

Q.初心者が最初に覚えるべきVLOOKUPの基本形は?

まずは「=VLOOKUP(検索値, 検索範囲, 列番号, FALSE)」という完全一致検索の形を覚えるのがおすすめです。社員番号や商品コードから情報を引き当てる用途で、すぐに実務に活かせます。

記事を書いた人

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム