【エンドポイント実態調査2023】PCログイン認証の導入動機と選定ポイント

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エンドポイントセキュリティで重要視されるソリューションのなかでも、PCログイン認証に関するソリューションの導入動機と選定ポイントについてアンケート調査の回答をいただきましたので、具体的な数値を交えて解説していきます。

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導入動機は「情シスが必要と判断」が圧倒的に多い

「PC端末ログイン時の認証強化ソリューションを導入した、または導入しようとしている動機」についてアンケートを実施したところ、導入動機としては「情報システム部門として必要と判断したため」の項目が62.7%と最も多く、大きく離れて「経営層からの指示があったため」が25.4%で続くという結果となりました。やはり、自組織に必要なセキュリティソリューションを洗い出し、導入を進めるのは、情報システム部門が中心になっていることがわかります。





ただし業種別で見ると、中央省庁、運輸、情報通信、自治体、エネルギー、医療では「法令遵守のため」「業界ガイドライン遵守のため」がやや高くなり、業種によって法令やガイドライン対応の価値が異なることが明確になりました。業種別の集計結果では、中央省庁は法令遵守が全体で21.8%のところが46.2%になり、医療関係はガイドライン遵守が全体18.4%のところが23.8%に上昇しています。 










選定のポイントはセキュリティ性・ユーザー負荷・安定性の順

選定の際には、「セキュリティが高く、安全に利用できる」(65.8%)、「ユーザーに負荷をかけない」(58.5%)、「安定して動作し、障害が少ない」(52.2%)の順に重視していることが見えてきました。認証強化ソリューションであるため、セキュリティ性を最も重視する点はわかりやすいといえますが、次に重要視する点がユーザー負荷であることは注目です。

 



 

安定性はシステムを運用する立場である情報システム部門においては特に重要視する項目だと思いますが、それ以上に、ユーザーの現場業務に負担をかけないことを重要だと考えているようです。セキュリティはその性質上、どうしても業務利便性とのトレードオフの関係になりがちですが、その課題を解消する、『高いセキュリティ性を保ちながら利便性も損なわずに両立』できるソリューションが、いま必要とされていることがわかります。


情シス部門が必要と考えるものを、人的リソースを抑制して提供する

認証強化ソリューションの選定におけるポイントとしては「安定して動作し、障害が少ない」というシステム運用性が3位に位置しています。また別の章でご紹介している通り、情報システム部門が抱える最大の課題は人的リソースであったことを考えると、多くの情報システム担当者が導入に前向きである、つまり「必要」と考えている認証強化のソリューションを、人的リソースを抑える形で導入したいというのが本音であることが伺えます。

ソリトンシステムズの「SmartOn」は、PCログイン認証ソフト国内シェア19年連続No.1の実績があり、その豊富な実績から機能面だけでなく、導入や運用を容易にすることにもこだわりを持って開発しています。大規模拠点や複数拠点、管理者不在環境でも導入しやすいように、ユーザーやICカード情報の一括登録、管理者権限の分散・移譲に加え、配布済みICカードの回収が不要となるように初回利用時は利用者自身で登録ができる機能など、運用に配慮した充実の管理機能を提供しています。認証もID/パスワード・生体情報・物理トークンを組み合わせた多要素認証を実現でき、生体認証は顔・指紋・静脈と幅広く対応しています。

ユーザーに負担をかけない認証を実現するためにも、複数の認証方式に対応していることは重要です。例えば医療業界においては、マスクや手袋をしていることが多いという環境を考慮した上で、認証方式を選択しなければなりません。SmartOnであればICカード認証や、マスクをしたままの顔認証にも対応しているため、いちいちマスクや手袋を外す必要がなく、医療現場のスピード感を大きく損なわずに確実な本人認証を実現できます。

【SmartOn ID 紹介ページ】
https://www.soliton.co.jp/products/category/product/pc-security/smarton/

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調査データの引用について

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記事を書いた人

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム