イベント報告

【対面イベント】「DIS ICT EXPO 2023 in 関西」へ出展。豊富なラインナップと長年積み上げた実績で“認証のソリトン”を訴求

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最新のICTソリューションを体感できる、ダイワボウ情報システム株式会社様主催の展示会イベント「DIS ICT EXPO」。主に販売店を対象として全国各地で開催され、国内外から集まったおよそ100の企業・団体が、最新テクノロジーについての情報を発信しています。

株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)も、出展をした企業うちの1つです。今回は、コロナ禍を経て4年ぶりに開催された「DIS ICT EXPO」に出展。中でも最大級のICT展示会となった「DIS ICT EXPO 2023 in 関西」では、ネットワーク認証や端末認証に関するソリューションなど、全5製品をご紹介しました。

本記事では、イベントの概要やソリトン展示ブースの様子をお伝えします。

全122社がテクノロジー製品を幅広く展示。商談の機会創出へ

ICT総合展示会「DIS ICT EXPO」は、マルチクラウドやセキュリティソリューションなどをテーマに、幅広い商材を展示しています。

コロナ禍を経て4年ぶりの開催だったこともあり、イベント全体の来場者は前回に比べて増加。営業人員を大幅に増員して臨んだソリトンのブースも、100名を超えるお客様にお越しいただき、盛況を博しました。

イベントへの参加背景や当日の様子について、株式会社ソリトンシステムズ ビジネス推進本部 パートナービジネス部 佐藤 菜緒はこう話します。 

“「DIS ICT EXPO」は、来場者の大半を販売店様が占めるイベントであり、各販売店様に紐づくエンドユーザーの業種は幅広くなっています。そのためソリトンにとっては、当社単体ではリーチし切れない販売店様ともつながりを作り、販売網を強化するために重要な機会だと考えています。

今回、来場した販売店様については「エンドユーザーのお客様に、どのような提案を行えそうか」という観点から情報収集や比較検討をされている方が多い印象を受けました。そこでソリトンも、他社との差別化を図りながら、販売店様の提案に直結するような情報提供を心がけました。”



強みである“認証”を中心に、安全な業務環境を構築するためのセキュリティソリューションを展示

ソリトンのブースでは、デモ動画を交えながら、5つのセキュリティソリューションを展示。特に「認証」を強調したブース作りにこだわりました。佐藤は次のように話します。

“もともとソリトンは、ネットワークやデバイスの「認証」に関わる製品を主力として展開してきましたが、昨今はランサムウェア攻撃が急増しセキュリティ対策を見直しするお客様が増えています。その対策の一つとなるデジタル証明書を活用した多要素認証といったソリューションに、ますます注目が集まっています。

そこで、「認証に強いメーカー」という印象を改めて持っていただけるよう、展示ボードに「多要素認証」や「ゼロトラスト」といったキーワードを散りばめました。

【5つのセキュリティ課題と、ご紹介したソリューション】

1.社内LANへの接続を何で守るか?

→デジタル証明書を使用したネットワーク認証ソリューション『NetAttest EPS』で、不正端末を排除する。無線・有線を問わず、企業のネットワーク認証に必要な機能を全て搭載しているため、PCもスマホも安全に社内LANに接続できる。

2.クラウドへのアクセスを何で守るか?

→『Soliton OneGate』のデジタル証明書による多要素認証(MFA)で、クラウドを不正アクセスから守る。ID・パスワードと偽装の難しいデジタル証明書を組み合わせ、なりすましや未許可のデバイスからのアクセスを防ぐ。

3.デバイスの利用を何で守るか?

→PCセキュリティシステム『SmartOn ID』を活用し、PCログオン時の多要素認証を行う。 ID・パスワードに、生体情報(顔・指紋・静脈)や物理トークン(ICカード)を組み合わせた多要素認証を行い、確実な本人認証を実現する。

4.ファイルの受け渡しを何で守るか?

→『FileZen S』を活用し、ファイルの受け渡しの安全性を担保する。分割されたネットワーク間でも、ファイルを送る側と受け取る側、双方の操作状況やセキュリティチェック状況を可視化できる。また、脅威を含む可能性のあるコンテンツを除去することで、ファイルを無害化することも可能。

5.ファイル転送、共有を何で守るか?

→『HiQZen サービス』で、社内外のファイル共有、大容量ファイル転送を安全に行う。添付ファイルを共有ストレージのダウンロードURLへ自動変換。また、ワンタイムパスワードや上長の承認機能などにより、昨今課題となっているPPAP問題も解消できる。 

「外部環境は変わっても求められる要件は変わらない」。セキュリティメーカーのソリトンが語る“対策の考え方”とは

コロナ禍をきっかけとしたハイブリッドワークの増加や、企業や自治体などにおけるDX推進などを背景に、セキュリティのニーズは多様化しています。

このような外部環境の変化を受け、セキュリティ対策で求められる要件に変化はあったのでしょうか。佐藤は次のように語ります。

外部環境が変化しても、認証強化は、ネットワークの入口を守るセキュリティ対策として変わらず求められます。この領域でのサービス開発に長年取り組んできたソリトンとしては、より多くのお客様に認証ソリューションを届けるという使命に変わりはありません。

ソリトンの展示ブースを訪れた来場者の声

当日は、幅広い業種・業界の顧客をお持ちの販売店様をはじめ、様々な来場者様がソリトンのブースを訪れました。お客様とお話しする中で見えてきた課題の1つは、クラウドサービス利用時のID・パスワード流用です。

無線ネットワーク環境の拡大や情報システムのクラウド化を受け、様々なクラウドサービスでの認証機会が一気に増加しました。一方ユーザー側では、煩雑さを避けるために同一ID・パスワードを使いまわしているというケースも少なくありません。

そんな状況下で求められているのは、セキュリティ強度と利便性を両立したソリューション。来場者様は、強度の高いデジタル証明書を活用した認証や、シングルサインオンの利便性に興味を持たれていました。

その他、ブースを訪れた来場者様の多くが関心を寄せていたのは、医療業界のセキュリティに関わるソリューションです。

同業界では、ランサムウェア攻撃の標的となる医療機関が相次いだことを受け「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」の改定が重ねられています。中でも、本人認証の要件は厳格化され、2027年度(令和9年度)時点で稼働している医療情報システムは、二要素認証の導入かそれに相当する対応が必要とされることになりました。

そこで来場者様からは「医療機関における多要素認証の導入事例はあるか」という質問も。ソリトンでは、多要素認証製品『SmartOn ID』を病院に導入した事例(つるぎ町立半田病院)をご紹介しました。同製品は、Windows端末起動時に、ID・パスワードに加え、生体(顔・指紋・静脈)や物理トークン(ICカード)による認証を可能にするツール。医療機関のみならず、自治体や一般企業など、幅広い業界で活用されています。

現場で説明に当たった 株式会社ソリトンシステムズ 関西営業部 野谷 岳史は、ブースでのお客様対応で意識したことと、来場者様から得た手応えについて、以下のように語ります。

“イベント当日は、導入実績や事例を中心にご説明することを意識して、お客様対応を行いました。認証は、ソリトンとしても長く注力している領域であり、オンプレミスの認証ソリューション『NetAttest EPS』やデバイス認証ツールの『SmartOn ID』で長年シェアNO.1となっている強みもあります。この点をアピールすることを心がけたことで、“認証のソリトン”というイメージを持っていただけたのではないかと思っています。

また、これらの製品は業界・業種を問わず幅広く導入されているため、特定の業界だけでなく、一般企業や自治体における数々の導入事例も併せて紹介しました。このことにより、幅広い業種の来場者様に具体的な製品の提案イメージを持っていただけたように思います。



安全なインフラ環境の構築でお客様に貢献する。DIS ICT EXPO関西への出展を振り返って

想像を上回る来場者様で賑わった「DIS ICT EXPO 2023 in 関西」。日頃より、販売店様やエンドユーザー様と関わっている関西営業部にとっても、認証セキュリティの重要性が増していることを、肌で感じる機会となりました。

野谷は、イベント出展を次のように振り返ります。

“ソリトンは国産メーカーとして、企業の課題に沿ったソリューションを提供してきました。今後も販売店様と協力しながら、ソリトン製品の強みを発信していきたいと思います。特に主力の認証関連ソリューションについては「認証のソリトン」と思い出していただけるくらいに、プレゼンスを高めていきたいです。”

今回のイベントでもう1つ実感したのが、国内におけるクラウドサービスの浸透です。イベントの企画を担ったビジネス推進部の佐藤は、最後にこう話します。

”これまでソリトンは『NetAttest EPS』をはじめとしたオンプレミス製品で多くの実績を作ってきましたが、今後は『Soliton OneGate』などのクラウド製品の提案も強化していきたいと考えています。クラウドサービスが急激に広まっている今だからこそ、来場者様にはクラウド認証に関わる『Soliton OneGate』の提案可能性を感じていただけたのではないかと思います。今後も販売店様と協力しながら、エンドユーザー様に対するフォローを行い、安全な業務環境の構築をサポートしていきますので、認証をはじめとするセキュリティでお悩みをお持ちのお客様は、ぜひ一度ソリトンにお問い合わせください。”

今後も各イベントに出展予定です

これからもソリトンのソリューションをアピールする場として、業種や規模問わず、様々なイベントに出展予定です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

ソリトンの 出展情報はこちらからご確認いただけます。


取材日:2023年9月11日
株式会社ソリトンシステムズ

記事を書いた人

ソリトンシステムズ・セールスチーム