イベント報告

【対面イベント】「Interop Tokyo 2023」へ出展。ソリトン初の4事業部合同展示で“多面性”と“先進性”を表現

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最新のICTとそのソリューションを体感できる、インターネットテクノロジーの展示会「Interop Tokyo 2023」。1994年の日本初開催以来、毎年国内外から数百の企業・団体が参加し、最新の技術動向とビジネス活用のトレンドを発信しています。

株式会社ソリトンシステムズ(以下ソリトン)は、30回目の開催となる「Interop Tokyo 2023」に出展。1990年代の開催初期から例年出展しており、お客様やパートナー企業様との交流の場として、重要なイベントの一つとなっています。
今回のイベントでは、認証セキュリティや映像伝送システムなど、全10種類のソリューションを展示しました。

本記事では、対面イベントならではの手応えを感じることができた本イベントの概要やソリトンの展示内容など、当日の様子をご紹介します。

AI、情報セキュリティ、5G…インターネット分野のトレンドを幅広く伝え、企業成長に貢献する

インターネットテクノロジーの大型展示会「Interop Tokyo」は、最先端の情報通信関連の専門イベントとして、テクノロジーを取り巻く最新の技術動向やビジネス活用のトレンドを、会場でのデモンストレーションやセミナー等を通じてお伝えしています。
第30回目の開催となる今回は、以下のテーマを中心に、国内外から多くの企業・団体が出展を行いました。

2023年の注力テーマ

  1. ネットワークインフラ
  2. クラウドネイティブ
  3. エンタープライズDX(デジタルトランスフォーメーション)
  4. AI/IoT
  5. エッジコンピューティング
  6. 5G/ローカル5G
  7. GX(グリーントランスフォーメーション)/SDGs
  8. APN(All Photonics Network)
  9. セキュリティ
  10. CX(カスタマーエクスペリエンス)

イベント全体の来場者は前年と比べ、およそ1.3倍に増加。ソリトンのブースにおいても前年比1.5倍ほどのお客様にお越しいただき、大きな盛り上がりを見せました。
イベント当日の様子について、ソリトンシステムズ プロダクトマーケティング部 松田真結はこう語ります。

“例年出展させていただいている「Interop Tokyo」の30周年ということで、今年は特にイベント全体の盛り上がりに貢献し、多くのお客様にご満足いただけるようにという想いで参加させていただきました。当日はコロナ禍以前を思わせるような活気のある雰囲気が印象的で、非常に多くのお客様がブースに足を運んでくださったことを嬉しく思っております。

全体として「トレンドを試しに見にいこう」というよりは、明確な課題意識を持たれ、具体的な情報収集やソリューション活用を考えられているお客様が多い印象を受けました。”

“情報セキュリティ”を始め、多岐に渡るソリューションを展示

ソリトンシのブースでは、ITセキュリティ・映像コミュニケーション・ホームICT・新規事業の4事業部による合同展示を実施。情報セキュリティに関する展示はもちろんのこと、Wi-Fiサービスや遠隔型自動運転システムなどといった、多様なソリューションをご紹介しました。


【5つの展示テーマと、ご紹介したソリューション】

1.リアルタイム映像伝送

離れた現場から、途切れない高品質な複数カメラの映像を、リアルタイムに複数拠点へ配信、共有。

  • 遠隔操縦ソリューション『Zao SDK

RASCOW2を使用した映像と制御信号の伝送機能により、遠隔操縦機能の組み込みが簡単に実現。

2.IT機器の導入・運用支援

Wi-Fi機器+認証サービス+サポートセンターをパッケージで提供し、セキュアなWi-Fi環境の導入から運用までを支援。

IT機器の調達から、設定・保管・配送、運用・保守、回収・廃棄までをワンストップで提供。

3.遠隔運転 / TV対話 / AI答弁

通信技術の活用により、自動車(とりわけ働くクルマ)、建機、重機、農機などの運転・操縦を屋内のセンターから遠隔で集中的に行う技術やシステムを提供。緊急時には、監視・操作者が遠隔から自動車の運転操作を行うことも可能。

電源をONにするだけで、携帯電話回線またはWi-Fiを利用して、互いの映像を見ながら会話を始められるデバイス。

公開情報である国会議事録などをはじめとする公的データを学習させ、自然言語による検索から、過去の議事録データの内容に沿った回答や提言を生成可能。

4.認証セキュリティ

「認証のソリトン」を訴求するため、以下3つの多要素認証ソリューションを展示。

デジタル証明書による多要素認証(MFA)で情報資産を不正アクセスから守る。

PCログオン時に、物理トークンや生体情報を使用した多要素認証を行い、PCの不正利用を防ぐ。

ネットワーク機器と連携し、デジタル証明書によるネットワーク認証を行うことで安全な企業ネットワーク環境を実現。

5.ゼロトラストセキュリティ

ゼロトラストセキュリティへの段階的な移行を提案し、関連した4つのソリューションを展示。


デジタル証明書による多要素認証で情報資産を不正アクセスから守る。

VPN機能内蔵のセキュアブラウザにより、社内システムへのリモートアクセスのセキュリティ強化、クラウドアクセスのセキュリティ強化、端末からの情報漏えいの防止を実現。

情報の持ち出しやシャドークラウドなど、リスクにつながる働き方をモニタリング。

分離ネットワーク間で安全にファイルの受け渡しを実施。

ソリトンの新たな挑戦。“セキュリティ以外の領域”に出展した背景とは

昨年まではITセキュリティ事業部単独での出展を行っていたソリトンですが、今年はITセキュリティという一つのテーマに収まることなく、“映像伝送システム”や“遠隔運転”といった多様な領域における取り組みもご紹介。「多面的なソリトンを余すことなく見ていただきたい」という想いで合同展示の実施へと至りました。

また、「ITセキュリティとその他の領域との間でシナジーを生み出すことができれば」という期待も込められた新たな試みとなっています。

ソリトンの展示ブースを訪れた来場者の声

当日は、IT機器の導入や運用をワンストップでご支援する「IT-LCM(Life Cycle Management) サービス」について興味を持たれた社内のIT機器運用担当のお客様に多数お越し頂き、今、現場で起きている課題やこれからの進め方についてお話を伺うことができました。その中でも、役目を終えたIT機器の処分についてSDGsの観点から興味を持たれている方が多く、ブランディングに対する意識の高まりが見られます。

遠隔操縦ソリューション「Zao SDK」のブースには、「遠隔操縦・映像伝送機能の組み込みに開発フェーズから取り組みたい」というご要望をお持ちの数多くの大手企業様に足を運んでいただきました。


「遠隔型自動運転システム」は、映像送信の仕組みに対する工夫や遠隔運転技術の向上に貢献した事が評価され、Interop Tokyo 2023「Best of Show Award」のイノベ―ティングチャレンジ(大学研究等)部門でグランプリを受賞。この受賞をきっかけに、ブースに来られるお客様も多くいらっしゃいました。


イベント当日のブースの様子について、松田は次のように話します。

“メーカーの開発者や販売店のご担当者の方々を中心に、多様なお客様とブースでお話しさせていただくことができました。ソリトンシステムズが主にソリューションをお届けしているターゲット規模・業種の企業様だけでなく、普段の業務ではあまり関わることがない企業様にもご興味を持っていただけた点は、業界・業種、企業規模を問わず幅広いお客様が来場されるInteropならではだと感じます。”

対面イベントで感じた手応え

遠隔運転をはじめとする昨今のトレンドを意識した展示を行った結果として、多くのお客様にITセキュリティ以外の領域やソリューションにも興味を持って頂く事ができました。今回の出展は、「外部環境やお客様のニーズの変化が激しい今日において、先を見てソリューションの開発・ご提案を行っていこう」という当社の姿勢を引き続き持ち続けていきたいと、改めて実感する機会となりました。

今後も先を見据え、ITセキュリティ以外の領域についても「これからどのような課題が起こりうるか」「どこに、どのような需要が生じるか」を考えながら、お客様の求める先進的なソリューションをお届けしていきます。

最後に、松田は本イベントを以下のように振り返ります。

“バーチャルなイベントが中心で、お客様と直接お話しする機会を多くは持てなかった昨年度を経て、今回お客様のさまざまな課題やご質問にメーカーとしてお答えすることができたことを大変嬉しく思っております。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

今後もこのような対面イベントへの出展を引き続き行っていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。”

今後も各イベントに出展予定です!

セキュリティ分野に限らず、ソリトンは時代のニーズに合わせた多岐に渡るソリューションをお客様へ提供してきました。
これからもソリトンのソリューションをアピールする場として、業種や規模問わず、様々なイベントに出展予定です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

ソリトンの 出展情報はこちらからご確認いただけます。


取材日:2023年6月28日
株式会社ソリトンシステムズ


記事を書いた人

ソリトンシステムズ・セールスチーム