イベント報告

【対面イベント】「SoftBank World 2023」へ出展。映像伝送・遠隔運転の技術も打ち出し、“セキュリティのソリトン”を超えた“ALLソリトン”へ

アイキャッチ
目次

ソフトバンク株式会社様(以下、ソフトバンク様)とSB C&S株式会社様(以下、SB C&S様)が主催する、法人向け大規模展示会「SoftBank World」。コロナ禍でのリモート開催を経て、2023年は4年ぶりに対面での開催となりました。

株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)はこの展示会に毎年出展していますが、今回は例年とは異なる打ち出し方に挑戦。セキュリティに限らず、映像伝送や遠隔運転のソリューションも積極的に紹介し、“ALLソリトン”の訴求を図ったのです。

来場者の反応はどうだったのか。担当者が得た手応えとは。「SoftBank World 2023」の概要と、当日のソリトンブースの様子をご紹介します。

来場者は販売パートナーからエンドユーザーまで。幅広い企業と接点を持つ格好の機会

「SoftBank World」は、ソフトバンク様とSB C&S様が主催する、法人向け大規模展示会です。ITを中心に、あらゆる企業が一堂に会し、最新技術やソリューションを紹介します。

本展示会の特徴や位置付けについて、 パートナービジネス部2G 篠田 雄紀は、次のように語ります。

“「SoftBank World」では、SB C&S様の販売パートナー企業だけではなく、ソフトバンク様に連なる様々な業界のエンドユーザー企業も多数来場されるのが特徴です。販売パートナー様の中には、ソリトン製品をご存じだったり、取り扱ってくださっていたりするSIer様やNIer様が多くいらっしゃいますので、この展示会を通じてさらにコミュニケーションを深め、新たなビジネスを創り出すきっかけを作りたいと考えていました。

一方、エンドユーザー様の場合は、接点を持つ機会が少ない分、ソリトンという会社や製品をご存じでないこともあります。本展示会は有名企業が多数集まるため、認知度を高められるような展示を実施しました。”



セキュリティに、映像伝送や遠隔運転を合わせ“ALLソリトン”の展示を追求

2023年度のソリトンブースのコンセプトは“ALLソリトン”。強みとしているセキュリティ製品に限らず、映像伝送や遠隔運転のソリューションも紹介し、ソリトンの持つ幅広いソリューションを伝えることを意識しました。

<ご紹介したソリューション>

 ●セキュリティ

Soliton OneGate

デジタル証明書による多要素認証で、クラウドに点在する企業の情報資産を不正アクセスから守る、ID認証サービス。

 ●映像伝送

Zao Cloud View

離れた現場から、短遅延で高品質の映像をリアルタイムで配信し、双方向通話できるクラウドサービス。

Zao ウェアラブル

SIM内蔵の防塵防水ウェアラブルカメラ。『Zao Cloud View』と組み合わせることで、高品質な映像をかんたんにハンズフリーで伝送できる。

Smart-telecaster Zao-X

4K・5Gに対応した映像送信システム。複数回線を束ねて使うソリトン独自技術「RASCOW」で途切れない高精細な映像を、超短遅延で伝送する。

 ●遠隔運転 

遠隔型自動運転システム

ソリトンの映像伝送技術を活用し、自動運転レベル4に対応した自動運転走行車両の状態の常時監視、緊急時の遠隔運転操作を実現。

“ALLソリトン”というコンセプトを打ち出した背景を、篠田は次のように語ります。

“ソリトンは、セキュリティ以外にも、様々な技術やソリューションを有しています。今回は特に、普段接点のないエンドユーザー様も多数いらっしゃったので、会社としての多様な側面をお見せすることで、少しでも興味を持ってもらいたいという思いがありました。”

また、“ALLソリトン”は、会社としての出発点に沿うコンセプトでもあったと、篠田は話します。

“ソリトンは、「世の中に必要とされるものを創り出す」という精神のもと、あらゆるアプローチから、時代のニーズに合わせた様々なソリューションをお客様へ展開してきた歴史があります。ITソリューションから映像伝送、遠隔運転ソリューションまで、今回の “ALLソリトン”は、ソリトンの原点に立ち返るコンセプトだったといえるかもしれません。”

遠隔運転シミュレーターの設置が奏功し、ブースは大盛況

展示会当日、ソリトンのブースは大盛況。数多くの販売パートナー様がブースに訪れてくださり、お一人おひとりのニーズに合わせて『Soliton OneGate』をはじめとする様々なセキュリティ製品を紹介しました。

一方、映像伝送の展示にも、想定以上に多くの方が足を運んでくださいました。実際に製品を使用している工場や防災現場、自衛隊などのエンドユーザー様からのリアルなお声を聞くことができ、製品の持つ可能性を強く実感することができました。

そして、今回の展示で最も注目を浴びたのは『遠隔型自動運転システム』でした。ブース内に運転シミュレーターを設置し、実際の遠隔運転の雰囲気を体験してもらえるようにしたところ、それまでソリトンとの接点がなかった企業の来場者も足を止め、声をかけてくださったのです。

篠田は、『遠隔型自動運転システム』に対する来場者の反応の大きさに驚いたと言います。

“少しでも多くの来場者に興味を持ってもらいたいという思いで、遠隔運転のシミュレーターを配置しましたが、集客効果は想像以上でした。

『遠隔型自動運転システム』は、様々な角度から撮影した複数のカメラ映像を、遅延を最小限に抑え途切れなく伝送するというソリトンの映像伝送技術を基盤にしたソリューションです。セキュリティ以外の領域でも、ソリトンの技術やソリューションに興味を持ってくださる方はたくさんいらっしゃるのだと、肌で感じる機会となりました。”



ソリトンの展示ブースを訪れた来場者の声

実際、映像伝送や遠隔運転ソリューションの展示については「面白いことをやっているね」という評価をたくさんいただきました。もともとソリトンのセキュリティ製品をご存じだった来場者は、セキュリティではないソリューションを意外に思いつつも、好意的に受け止めてくださっている印象でした。

また、中にはエンドユーザーとして、自社での具体的な活用方法を考えてくださる方も。特に遠隔運転については、電車や自転車、高齢者用のシニアカートなど、自動車以外の乗り物にも転用できるのではないかといったご意見や、観光地や車の通行が難しい場所での利用が可能かといったご質問など、様々なお声をいただきました。

映像伝送についても、自社利用はもちろん他社への提案を含め、離れた現場の状況をリアルタイム映像で配信・共有する遠隔臨場への活用のお話を多くいただきました。既に他社製品を導入していらっしゃるお客様からも、ソリトンの強みである画質や映像の途切れ・乱れについて技術的な質問もあり、関心の高さを実感できました。

ブースで来場者の対応をしていた篠田は、今回の展示会の手応えをこう語ります。

“特に『遠隔型自動運転システム』については、来場者の方々に、自社の課題を解決してくれるソリューションかもしれないと思っていただいたこと自体が収穫でした。今までお付き合いがあった企業様はもちろん、今回初めてお会いした企業様からも幅広くニーズを拾い上げることができました。今回の展示会で、今後のビジネス展開に繋がる種をまくことができたと感じています。”

「ALLソリトン」だからこそ伝えられた、会社の「面白さ」

「セキュリティのソリトン」を超え、“ALLソリトン”を目指した今回の展示会。篠田自身、ソリトンという会社の可能性を再認識する機会になったと言います。

“今回の展示会では、セキュリティに限らず、多様なソリューションの引き出しがあることで、会社としての「面白さ」を伝えられたという実感がありました。また、ITセキュリティ事業部が間に入り、映像伝送・遠隔運転の事業部とSB C&S様の関連部署をつなげるなど、部門間で協力しながらビジネスチャンスを広げる場面もありました。

これからはより一層、社内での部門同士、ソリューション同士の連携を図りながら、“ALLソリトン”の多面的な魅力を対外的にアピールしていきたいと考えています。今後のソリトンの成長にも、ぜひ期待してください。”

最後に篠田は今回の展示会を振り返り、以下のように締めくくりました。

“展示会という制約上、当日は当社や製品の情報を伝えきれなかった部分もあると思います。ただ、当社は全国に拠点を持っているため、御社に訪問して製品説明をしたり、デモンストレーションを実施したりといった、アフターフォローも可能です。

少しでもご興味を持っていただいた企業様、お悩みがある企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。”

今後も各イベントに出展予定です

セキュリティ分野に限らず、ソリトンは時代に合わせた多種多様なソリューションをお客様へ提供してきました。これからも様々な展示会に出展予定です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

ソリトンの 出展情報はこちらからご確認いただけます。

取材日:2023年11月10日
株式会社ソリトンシステムズ


記事を書いた人

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム