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テレワークとリモートワークの違いとは?制度文書・採用広報での使い分け

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目次

テレワークとリモートワークは、日常会話では近い意味で使われます。どちらも、オフィスから離れた場所で働くことを指す表現として通じます。

ただし、社内規程、労務管理、セキュリティ、勤務場所の分類まで扱う文書では、同じ語として混ぜないほうが安全です。公的資料や制度説明に合わせるならテレワーク。採用ページや働き方紹介で柔軟な勤務スタイルを伝えるならリモートワーク。この切り分けを先に置くと、読み手の誤解を減らせます。

特に、社外から業務環境へアクセスする制度を説明する場合は、勤務場所だけでなく、利用者と端末をどう確認するかまで含めて整理します。ID・パスワードだけに依存せず、多要素認証や端末認証を組み合わせる設計が必要になり、デジタル証明書も有力な選択肢になります。

この記事では、テレワークとリモートワークの違いを、意味、使われる場面、社内文書での表記、採用ページでの注意点、在宅勤務・ハイブリッドワーク・ワーケーションとの関係から解説します。結論はシンプルです。制度説明では「テレワーク」を軸にし、採用や広報では「リモートワーク」を補助的に使う。さらに、端末、通信、認証、情報管理の条件を分けて書く。この整理が、実務上はもっとも扱いやすい形です。

  • テレワークとリモートワークの意味の違い
  • 公的資料、社内規程、採用広報での使い分け
  • 在宅勤務、ハイブリッドワーク、ワーケーションとの違い
  • 「リモートワーク可」と書くときに補うべき勤務場所・認証・端末条件
  • リモートデスクトップ方式との混同を避ける考え方

結論:制度文書ではテレワーク、採用広報ではリモートワーク

テレワークとリモートワークの違いは、働く場所そのものよりも「どの文書で何を伝えるか」にあります。制度、労務管理、就業場所、勤怠、端末利用、情報セキュリティまで扱う文書では、テレワークを使うほうが説明に無理が出ません。特に、社外アクセスを伴う制度では、利用者認証、端末認証、多要素認証、アクセスログなども制度条件として扱います。採用ページ、会社紹介、働き方紹介のように、読者へ勤務スタイルの印象を伝える文書では、リモートワークを使っても問題ありません。

注意したいのは、リモートワークという言葉だけでは制度の範囲が分からないことです。在宅勤務だけなのか、サテライトオフィス勤務やモバイル勤務も含むのか。週何日まで認めるのか。フルリモートなのか。そこまで読み取れません。柔らかく伝わる一方で、条件が曖昧になりやすい語です。

社内規程・労務管理テレワークを使う。対象者、対象業務、勤務場所、労働時間、費用負担、端末、認証、セキュリティを定義しやすい。
採用ページ・会社紹介リモートワークを使ってもよい。働き方の印象は伝わりやすいが、出社頻度や対象職種などの条件を併記する。
公的資料と整合させる記事テレワークを使う。厚生労働省や総務省の資料と用語を合わせやすい。
迷ったとき制度やルールを説明しているならテレワーク、働き方の印象を伝えているならリモートワーク、と分ける。

用語の選び方は、見栄えの問題ではありません。勤務場所、対象業務、労働時間、端末、接続方法、認証方法、情報管理の範囲を、読み手に誤解させないための設計です。

テレワークの意味

ICTを活用して、オフィス以外でも働く方法

テレワークは、ICTを活用し、時間や場所を有効に使う柔軟な働き方です。総務省や厚生労働省の資料では、業務を行う場所に応じて、在宅勤務、サテライトオフィス勤務、モバイル勤務に分類されます。

そのため、テレワークは「自宅で働くこと」だけを意味する言葉ではありません。自宅で働く在宅勤務、メインのオフィス以外の施設で働くサテライトオフィス勤務、移動中や訪問先などで働くモバイル勤務を含む広い概念です。勤務場所による分類を詳しく確認したい場合は、テレワークの種類を参照してください。

制度設計と結びつけやすい言葉

テレワークという語は、社内制度や運用ルールと結びつけやすい言葉です。制度として導入する場合、次の項目をあらかじめ固めます。

  • 導入目的
  • 対象業務
  • 対象となる従業員の範囲
  • 実施場所
  • テレワークを認める日数や頻度
  • 申請・承認の手続
  • 費用負担
  • 労働時間管理と中抜け時間の扱い
  • 通常時・緊急時の連絡方法
  • 端末、通信、利用者認証、端末認証、情報管理のルール

厚生労働省のガイドラインでも、制度として導入・実施する際には、導入目的、対象業務、対象者の範囲、実施場所、テレワーク可能日、申請手続、費用負担、労働時間管理、通常時・緊急時の連絡方法などについて、労使で十分に話し合い、ルールを定めておくことが重要だと整理されています。実施に当たっては、労働者本人の納得も前提になります。テレワークは、単なる働き方の呼称ではなく、運用条件まで含めて設計する言葉として使いやすいのです。

情報システム面では、誰が、どの端末から、どの経路で業務システムやクラウドサービスへアクセスするのかを明確にします。社外アクセスでは、ID・パスワードだけでは不正アクセスへの備えとして不足しやすいため、多要素認証や端末認証を含めた強固な認証設計を規程や利用ルールに反映することが重要です。端末を特定したい場合には、デジタル証明書を使った認証も候補になります。

リモートワークの意味

オフィスから離れて働く状態を伝えやすい言葉

リモートワークは、オフィスから離れた場所で働く状態を広く示す言葉として使われます。今回参照している公的資料では制度説明の中心語はテレワークですが、採用ページや会社紹介では、「リモートワーク可」「リモートワーク中心」「フルリモート」「ハイブリッドワーク」といった表現のほうが、読者に働き方のイメージを伝えやすい場面があります。

一方で、リモートワークは制度の範囲をそのまま示す言葉ではありません。「リモートワーク可」と書いても、週1回の在宅勤務なのか、月数回の出社を伴う働き方なのか、全国どこからでも勤務できるのかは分かりません。読み手が想像で補う余地が残ります。

制度説明に使う場合は条件を添える

リモートワークを制度説明で使うなら、条件を必ず補います。最低限、次の項目は曖昧にしないほうが安全です。

  • 対象職種
  • 対象となる雇用形態
  • 利用できる勤務場所
  • 出社頻度
  • 居住地の条件
  • 試用期間中の扱い
  • 会社貸与端末の有無
  • 私物端末の利用可否
  • 多要素認証や端末認証を含むセキュリティ上の制約
  • 緊急時や障害発生時の出社要否

条件を書かないリモートワーク表記は、読者によって解釈が分かれます。採用広報では魅力的に見えても、入社後のミスマッチや社内運用の混乱につながります。

テレワークとリモートワークの違いを表で整理

観点内容
主な意味
テレワーク:ICTを活用して、オフィス以外の場所でも業務を行う働き方。
リモートワーク:オフィスから離れた場所で働く状態を広く伝える表現。
使われやすい場面
テレワーク:公的資料、社内規程、労務管理、導入手順、セキュリティ対策。
リモートワーク:採用ページ、会社紹介、働き方紹介、一般的な会話。
制度との相性
テレワーク:対象者、対象業務、勤務場所、労働時間、端末管理、認証条件を定義しやすい。
リモートワーク:条件の補足が必要。単独では制度の範囲が曖昧になりやすい。
読者への伝わり方
テレワーク:制度的、実務的な印象になる。
リモートワーク:柔軟な働き方の印象を伝えやすい。
注意点
テレワーク:在宅勤務だけを指す言葉ではないことを説明する。
リモートワーク:フルリモート、在宅勤務、ハイブリッド勤務との違いを補足する。

両者の違いは、「制度の正確さを優先するか」「働き方の印象を優先するか」にあります。制度説明ならテレワーク、読者に勤務スタイルを直感的に伝えるならリモートワーク。この分担が現場では扱いやすい整理です。

在宅勤務・ハイブリッドワーク・ワーケーションとの違い

在宅勤務はテレワークの一形態

在宅勤務は、自宅で業務を行う働き方です。テレワークに含まれる一形態であり、テレワークと同義ではありません。自宅勤務だけを認める制度であれば、本文や規程では「在宅勤務」と書いたほうが誤解を避けられます。

たとえば、自宅勤務は認めるが、カフェや移動中の作業は認めないという会社もあります。この場合に「テレワーク可」や「リモートワーク可」とだけ書くと、外出先での勤務まで認められているように読まれるおそれがあります。

ハイブリッドワークは出社と遠隔勤務の組み合わせ

ハイブリッドワークは、出社と遠隔勤務を組み合わせる働き方を指す言葉です。週3日は出社、週2日は在宅勤務といったように、勤務場所の組み合わせに焦点があります。

ハイブリッドワークを制度化する場合は、出社日を誰が決めるのか、部署単位で固定するのか、チーム会議や顧客対応日は出社するのかを定めます。単に「ハイブリッド可」と書くだけでは、従業員が自由に出社日を選べるのか、会社が指定するのかが分かりません。

ワーケーションは場所の自由度が高い分、条件設定が欠かせない

ワーケーションは、普段のオフィスとは異なる場所で余暇を楽しみつつ仕事を行う働き方です。情報通信技術を利用して仕事を行う場合、公的資料ではモバイル勤務やサテライトオフィス勤務の一形態として分類できるとされています。

ただし、ワーケーションは勤務場所と余暇の場所が近くなります。勤務時間、休憩、移動時間、通信環境、情報管理、労災の考え方を曖昧にしたまま認めるべきではありません。通常の在宅勤務より、申請・承認の条件を具体的に置くべきです。

在宅勤務自宅で業務を行う働き方。テレワークの一形態。
ハイブリッドワーク出社と遠隔勤務を組み合わせる働き方。勤務場所の組み合わせに焦点がある。
ワーケーション通常とは異なる場所で余暇を楽しみつつ業務を行う働き方。制度化する場合は条件設定が必要。
フルリモート原則として出社を前提としない働き方。リモートワーク可と同じ意味ではない。

社内規程では「テレワーク」を中心にする

就業規則、テレワーク勤務規程、情報セキュリティ規程などでは、テレワークを中心に据えるのが安全です。制度として扱うべき項目を漏らしにくいためです。

厚生労働省のモデル就業規則資料では、就業規則本体とテレワーク勤務規程の関係が整理されています。就業規則本体に委任規定を置き、在宅勤務規程、サテライトオフィス勤務規程、モバイル勤務規程などを就業規則の一部として設ける考え方です。

社内規程では、次のような表記にすると後続の説明が安定します。

規程名テレワーク勤務規程、在宅勤務規程、モバイル勤務規程など、制度範囲に合わせて名称を定める。
定義会社が認めた場所で、ICTを利用して業務を行う働き方としてテレワークを定義する。
勤務場所自宅、サテライトオフィス、移動中・訪問先など、認める場所を明記する。
申請・承認いつ、誰に、どの方法で申請し、どの条件で承認するかを定める。
禁止事項公共無線LANの利用、紙資料の持ち出し、私物端末利用など、制限する行為を明記する。

「リモートワーク制度」と名付けること自体が誤りというわけではありません。ただし、規程本文では定義を置き、何を認め、何を認めないのかを明確にします。名称よりも、定義と運用条件のほうが重要です。

具体的な規程項目は、テレワークのルール整備で詳しく扱います。

採用ページではリモートワークを使ってもよい

採用ページや会社紹介では、リモートワークという語を使うほうが自然に読まれる場合があります。求職者は、制度名よりも「どれくらい出社が必要か」「どこに住めるか」「自宅で働けるか」を知りたいからです。

ただし、採用ページで「リモートワーク可」とだけ書くのは不十分です。週1日の在宅勤務を想定する人もいれば、全国どこからでも働けると受け取る人もいます。

採用ページでは、次の条件を分けて書くと誤解を抑えられます。

出社頻度週何日出社が必要か、月何回なのか、部署や職種で違うのかを明記する。
対象職種全職種なのか、一部職種なのか、配属先によって異なるのかを書く。
居住地条件緊急出社や顧客対応のために通勤圏内を求めるのか、全国勤務を認めるのかを示す。
試用期間・研修期間入社直後は出社中心なのか、一定期間後にテレワークを認めるのかを明記する。
勤務場所自宅のみか、サテライトオフィスや外出先も認めるのかを書く。

採用広報では、リモートワークという語で読みやすさを確保し、制度上の条件はテレワーク制度として補足する。この分担にすると、魅力訴求と正確性を両立できます。

「リモートワーク可」と「フルリモート」は別物

リモートワーク可とフルリモートは同じ意味ではありません。リモートワーク可は、遠隔勤務を一定条件で認めるという広い表現です。フルリモートは、原則として出社を前提としない働き方を指す表現として使われます。

求人や社内説明でこの違いを曖昧にすると、期待値が大きくずれます。特に、地方在住の応募者、育児・介護中の従業員、通勤困難な人にとっては、出社要否は重要な条件です。

リモートワーク可一定条件で遠隔勤務を認めるという意味。出社頻度や対象職種の補足が必要。
一部リモート業務や曜日によって遠隔勤務を認める働き方。出社日や利用上限を明記する。
ハイブリッド勤務出社と遠隔勤務を組み合わせる働き方。出社日の決め方を示す。
フルリモート原則として出社を前提としない働き方。例外的な出社条件があれば必ず書く。

「リモートワーク可」は便利な表現ですが、便利すぎるために誤解も生みます。採用や社内通知では、出社頻度と勤務場所をセットで書きます。

リモートデスクトップ方式とリモートワークを混同しない

リモートワークと混同されやすい言葉に、リモートデスクトップ方式があります。両者は別の観点です。

リモートワークは働き方を表す言葉です。一方、リモートデスクトップ方式は、手元の端末からオフィス内のPCなどへ接続し、そのデスクトップ環境を遠隔操作するテレワーク方式の一つです。働く場所ではなく、社内システムへどう接続するかという技術方式の話です。

この区別は、セキュリティ説明でも重要です。リモートワーク可という表記だけでは、VPN方式なのか、リモートデスクトップ方式なのか、セキュアブラウザ方式なのか、クラウドサービス方式なのかは分かりません。同時に、利用者を多要素認証で確認するのか、端末を証明書などで確認するのかも読み取れません。

総務省のテレワークセキュリティガイドライン第5版では、テレワーク方式として、VPN方式、リモートデスクトップ方式、仮想デスクトップ(VDI)方式、セキュアコンテナ方式、セキュアブラウザ方式、クラウドサービス方式、スタンドアロン方式の7種類が整理されています。

つまり、在宅勤務でリモートデスクトップ方式を使う場合もあれば、サテライトオフィス勤務でクラウドサービス方式を使う場合もあります。「働く場所」と「接続方式」は別々に決めるものです。

接続方式の違いはテレワーク方式の比較、方式選定の考え方はテレワーク方式の選び方で扱います。

用語を混在させると起きる問題

テレワークとリモートワークを何となく混ぜて使うと、読み手は制度の範囲を自分の都合で補って読みます。特に社内文書では、用語の揺れがそのまま運用の揺れになります。

勤務場所の誤解自宅だけを認めるのか、サテライトオフィスや外出先も含むのかが曖昧になる。
勤務日数の誤解週数日の利用なのか、常時利用なのか、フルリモートなのかが読み取れない。
対象者の誤解全従業員が対象なのか、一部職種だけなのか、雇用形態で扱いが違うのかが分からない。
端末条件の誤解会社貸与端末のみなのか、私物端末を認めるのかが不明確になる。
セキュリティ条件の誤解VPN、リモートデスクトップ、クラウドサービスなど、どの方式を使うのか、どの認証条件を求めるのかが伝わらない。

用語統一の目的は、文章をきれいに見せることではありません。制度の対象範囲を読み手に誤解なく伝えることです。

社内文書での表記ルール例

社内で表記を統一するなら、次のように使い分けると、運用しやすい形になります。

社内規程テレワークを使う。規程内で在宅勤務、サテライトオフィス勤務、モバイル勤務を定義する。
勤怠・労務管理資料テレワークを使う。労働時間管理、中抜け、残業、休憩、費用負担と結びつける。
情報システム資料テレワークを使い、別途VPN方式、リモートデスクトップ方式などの接続方式と、利用者認証・端末認証・多要素認証の条件を記載する。
採用ページリモートワークを使ってもよい。出社頻度、対象職種、居住地条件を併記する。
社外向け広報読み手に合わせてリモートワークを使ってもよい。ただし、制度名と混在させない。

社内の表記ルールでは、次のような一文を置くと明確です。

本規程では、会社が認めた場所において、情報通信技術を利用して業務を行う働き方を「テレワーク」といいます。なお、社外向けの採用・広報資料では、読者に分かりやすい表現として「リモートワーク」を用いる場合があります。

制度上の用語と社外向けの表現を分ければ、読みやすさを損なわずに運用上の混乱を抑えられます。

記事内で両方の言葉を使うときの注意点

Web記事では、テレワークとリモートワークの両方を使うことがあります。検索される語が違うためです。ただし、本文内で中心となる用語が揺れると、記事の主題が曖昧になります。

制度、導入、労務管理、セキュリティ、方式比較を扱う記事では、テレワークを主語にします。リモートワークは、一般的な呼称や読者が検索する言葉として補足的に使います。認証や端末管理を扱う段落では、「リモートワークだから安全」ではなく、「テレワーク時にどの認証・アクセス制御を求めるか」と表現したほうが正確です。

反対に、採用、働き方、ライフスタイル、フルリモート求人などを扱う記事では、リモートワークを主語にしても問題ありません。ただし、公的資料や社内制度に触れる段落では、テレワークとの関係を説明します。

見分け方:何を説明する文書なのかを先に決める

最後に、用語選びの基準をまとめます。

制度・規程・労務管理を説明するテレワークを使う。
公的資料と表記を合わせるテレワークを使う。
働き方の印象を伝えるリモートワークを使ってもよい。条件は別に書く。
自宅勤務だけを指す在宅勤務と書く。
出社と遠隔勤務の組み合わせを示すハイブリッドワークと書く。
原則出社なしを示すフルリモートと書く。ただし例外的な出社条件を書く。

迷った場合は、テレワークを中心に置くほうが安全です。そのうえで、読者に伝わりやすい場面ではリモートワークを補足的に使います。制度の正確さと読みやすさを分けて考えることが、用語選びの失敗を減らします。

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参考情報

よくある質問

Q.テレワークとリモートワークは同じ意味ですか?

A.日常会話では近い意味で使われることがあります。ただし、文書の目的によって使い分けたほうが安全です。制度、労務管理、セキュリティ、公的資料との整合を扱う場合はテレワーク、採用広報や働き方の印象を伝える場合はリモートワークを使うと、読み手に伝わりやすいです。

Q.公的資料ではどちらの言葉が使われますか?

A.厚生労働省や総務省の資料では、テレワークが中心的な用語として使われています。テレワークは、在宅勤務、サテライトオフィス勤務、モバイル勤務などの勤務場所の分類や、導入・労務管理・セキュリティ対策を説明する語として使いやすいためです。

Q.社内規程ではテレワークとリモートワークのどちらを使うべきですか?

A.社内規程では、原則としてテレワークを中心にするのが無難です。就業場所、対象業務、対象者、労働時間、費用負担、端末利用、利用者認証、端末認証、セキュリティ、緊急時の連絡方法まで定義しやすいためです。

Q.採用ページではリモートワークを使ってもよいですか?

A.使って構いません。求職者に働き方の印象を伝える場面では、リモートワーク、フルリモート、ハイブリッドワークといった表現のほうが伝わりやすい場合があります。ただし、対象職種、出社頻度、居住地条件、利用できる勤務場所、会社貸与端末の有無、認証・セキュリティ条件は別に明記します。

Q.リモートワーク可と書けばフルリモートの意味になりますか?

A.なりません。リモートワーク可は、週1回だけ利用できる場合から、原則出社しない働き方まで幅があります。フルリモートを認める場合は、出社要否、居住地、研修期間、緊急時の出社条件まで書き分けます。

Q.在宅勤務とは何が違いますか?

A.在宅勤務は、自宅で業務を行う働き方です。テレワークは在宅勤務だけでなく、サテライトオフィス勤務やモバイル勤務も含む概念として整理されます。自宅勤務だけを指したい場合は、テレワークではなく在宅勤務と書いたほうが誤解を減らせます。

Q.ハイブリッドワークはテレワークの一種ですか?

A.ハイブリッドワークは、出社と遠隔勤務をどう組み合わせるかに焦点を置いた表現です。勤務場所の分類というより、出社日とテレワーク日の組み合わせを示す言葉として扱うと分かりやすいです。

Q.ワーケーションはテレワークに含まれますか?

A.情報通信技術を使って業務を行う場合、ワーケーションはモバイル勤務やサテライトオフィス勤務の一形態として整理できます。ただし、余暇先で働く性質があるため、勤務場所、労働時間、費用負担、情報管理、労災の考え方を事前に定めます。

Q.リモートデスクトップ方式はリモートワークと同じ意味ですか?

A.同じ意味ではありません。リモートワークは働き方を表す言葉です。リモートデスクトップ方式は、手元の端末からオフィス内のPCなどを遠隔操作するテレワーク方式の一つです。働き方の名称、接続方式、認証方式は分けて考えます。

Q.記事や社内文書で両方の言葉を使ってもよいですか?

A.使っても構いません。ただし、中心となる用語と定義を最初に決めておきます。制度説明ではテレワークを主語にし、リモートワークは一般的な呼称や採用広報上の表現として補足する形にします。社外アクセス、認証、端末管理、情報管理を説明する段落では、条件を具体的に書くと誤解を抑えられます。

記事を書いた人

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム